「シフトモkidsサマースクール2024」働きながら子育てし、思い出を作ったこの会社で明日もがんばりたい
はじめに
こんにちは!SHIFT社内広報チームです。
SHIFTグループでは2021年より、夏休みに従業員のお子さん(小学生)を東京本社でお預かりし、さまざまなコンテンツを提供する「シフトモ Kidsサマースクール」を開催しています。例年にも増して暑い日が続いた2024年。お子さんたちは11日間、元気に出社してくれました!
「シフトモkidsサマースクール」とは
SHIFTグループの従業員のお子さんが従業員と共に本社へ出勤。退屈しがちな夏休みを思い出深いものにすることを目的に2021年から開催している夏の恒例イベントです!
今年はSHIFTグループのシステムアイ、Airitech、ALH、Build Plusからの参加もあり、のべ253人とともに充実した時間を過ごしました!
1.従業員が運営する「シフトモKidsサマースクール」だからできることを再発見
子どもは素直。自分の話を聞いてほしい!
今年も11日間の「シフトモkidsサマースクール」が終わりました。「シフトモKidsサマースクール」は、立ち上げた2021年から、講師も外部からお招きする一部を除き、ほぼすべてをSHIFTグループの従業員のみで運営してきました。そのため、従業員同士もお子さんを介し、日ごろの業務では関りのない方とコミュニケーションを取る機会にもなっています。
今年もたくさんの会話が生まれたなかで、「運営のメンバーが話を聞いてくれるのが嬉しいと言っている。」という小学校2年生のお母さんの言葉に、私たちはハッとさせられました。
私たちは日頃の業務において、効率的で生産性高く臨むことが求められます。一方で、子育て世代がそのモードのままプライベートに突入すると、育児・家事それぞれのタスクを同時にこなしていくことになり、お子さんの話も何かをしながら聞くことになりがちではないでしょうか。大人からすれば、お子さんのペースは効率的ではありませんよね。なかなか結論が出なかったり、まだ説明する力が未熟で展開がゆっくりだったり。自身も親として振り返ってみても、日ごろ子どもが話したいことを丁寧に聞いてあげられていないものですね。
「伝える」だけでなく「聞く」ことが親子の助けに
サマースクールでも、「お子さんたちは話を聞いてほしかったんだな」と思える場面がたくさんありました。特に低学年のお子さんたちに多いのですが、スクーリング形式で講座に参加してくれた際にスピーカーの話を最後まで聞けない。話している途中に、思い思いに声を出してしまう子が多くいました。運営からすれば、こうしたことが続くとなかなか講座が前に進められず、「お話を最後まで聞こうね!」と促しながら進行することになり、講座のスピーカーとしては「うまくいかなかった」という感覚になります。
しかし サマースクールが終わり一歩引いて考えてみると、お子さんたち(特に低学年)はアウトプットしたい思いが強く、自分が感じたことを誰かに伝えたいものなんだな、と理解できました。
私自身も子どもの頃を振り返ると、祖父母が近くにいたり、近所の人に預かって貰ったりするなかで、何でもないような話を聞いてくれる大人が身近にいたものです。多くの親はどうしても、言葉の裏にある意図をくみ取ろうとしがちですが、自分の話をただ聞いてくれる人が、子どもにはたくさん必要なのかも。だとしたら、毎年会社で会える私たちがお子さんたちの聞き手になってあげられたら、お子さんたちは満たされ、親も安心して仕事に打ち込めるのではないか。
「シフトモKidsサマースクール」ではこれまで、お子さんたちに何かをもって帰ってもらうことに注力してきましたが、子育て中の従業員の働く時間を充実させるには、こうした関わり方も大切。そしてこれは、同じ会社で働く仲間が運営しているからこそできることでもあると、4年目にして新たな発見となりました。
2.SHIFTグループだからこそ届けられる経験
かっこいい大人と交流してもらおう!
お子さんたちのアウトプットしたい思いに寄り添いつつ、SHIFTグループのサマースクールだから伝えられることを届けたい、との思いで今年は35の講座を実施しました。ただ預かるだけでなく、多様な講座の中から好きなことを見つけ、それが原体験となってくれたらと従業員が先生となって準備。ここでは、お子さんたちの反応が大きかった講座を3つご紹介します。
●SHIFTの技術を感じてもらう:生成AIでオリジナルカード作成
SHIFTグループの仕事は多岐にわたり、毎年その一部をお子さんたちに触れてもらっています。今年はアジャイルチームに、カードゲームと生成AIを使ったカードづくりを通し、アジャイルとは?生成AIに何ができるのか?を体験してもらいました。
お子さんたちと全力でカードゲームをし、お子さんたちの理想のカードに近づくようプロンプトを工夫し始めた講師がとっても楽しそうにしていて、そんな大人の思いに引き上げられ、お子さんたちも目を輝かせていました!
親である従業員のアンケートにも、「アジャイルは他では学べない!」と好評でした!
●お金を稼ぐとはどんなことなのかを感じてもらう:マネーセミナー
SHIFTグループでは、ここで働き得た給与を有効に使って欲しいとの思いで、従業員向けにファイナンシャルプランナーによるマネーセミナーを行っています。サマースクールでは、お子さんたちにお金はどうやって得るものなのかを体感してもらう機会となるよう、子ども向けマネーセミナーを開催。
欲しいものを買ってもらうために、お手伝いで親に交渉するなら、お手伝い1回あたりの金額をいくらに設定し、何回すればいいのか。それぞれが懸命に考えました。実施後には、「働くことへの興味を示し、家でお手伝いや仕事をして小遣いほしいと言い出しました(笑)」という声も届きました!
●夢を持つこと、叶えるために必要なことを届ける:ダンス講座
SHIFTグループには、様々な経験をしてから入社する人が多くいます。
今回はテーマパークのダンサー出身の従業員と、DJ出身の従業員が、ダンサー、DJという夢を叶えた後にSHIFTへ入社。新しい夢を見つけ、今どんな仕事をしているのかを紹介。その後一緒に音楽とダンスを楽しみ、仕事で夢を叶えるというのがどんなことなのかを体感してもらいました!
「既に沢山夢は持っていたが、DJ、テーマパークダンサーという新たな夢ができた」「(子どもに)SHIFT社員になるには(=森JPタワーで働く)どうしたらよいか。と聞かれたので、とりあえず勉強しよう!と回答しました。」参加者アンケートでは、こんなお声も。
「シフトモkidsサマースクール」実施後のアンケートには、「子どもが『なぜ人は働くのか』という本を読み始めました。笑 子どもにとっては『働くこと』はまだまだ自分本位のことではないですが、働いている大人を実際に身近にみることは、とても良い経験になったようです。」という回答もありました。この夏一緒に過ごしたみんなの未来が、楽しみです!
3.どんどん大きくなる子どもたちの「今」は宝物
今しか会えない子どもの記憶を共にする
子育て世代に人気な街として、よく制度が整っている自治体が取りあげられます。会社を選ぶ時にも、子育てとの両立がしやすい制度が整っているのかは重要なポイントになると思います。しかし、制度だけではもっと良い条件がある場所を見つけたら移ってしまう。
そこで大切になるのが愛着だと考えます。
お祭りなどのイベントでできた思い出や、近所の人とのつながりなどが、この街でずっと暮らしていきたいという思いを育むのではないでしょうか。
当然ですが、たとえば小学校2年生のお子さんの場合、小学校の夏休みは一度きり。「2年生のときに一緒に遠足に行ったね」「一緒にお化け屋敷を作ったよね」というのは、今年しか作れない。
私たち社内広報は、SHIFTグループの従業員が家族とともにたくさんの心に残る時間を作ることで、「ここでもっともっと思い出を積み重ねたい」と思ってほしい。この先、かけがえのない記憶としてずっと残る。シフトモKidsをそんな場所にしていきたい。そして、SHIFTグループでもっとがんばろう!もっとSHIFTグループを良くしていこう!という思いにつなげてもらえたらという考えで、イベントを運営しています。
まとめ
「シフトモkidsサマースクール」の実施後のアンケートには、
「満員電車に乗ったことで、お父さんが出かける際にいってらっしゃいと声をかけるようになった」「仕事に対して、興味を持つようになったと思う。家では、ママ仕事が好き?と聞かれたり、子供に仕事について考えさせる良いきかっけになった。」など、参加したお子さんたちが「働く」ことを意識し始めたというコメントがたくさん届きました。
こうしたことを、親が働くSHIFTグループのサマースクールで感じてもらえたことがとても嬉しいですし、お子さんたちのこの思いが、働く親のがんばる力にもなるのではないかと思います。
これからも参加した従業員のみなさんに、大きくなっていくお子さんたちの姿を時折見守らせていただきながら、ともにSHIFTグループでがんばっていける関係であり続けたいと思います。