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立体的な視座を獲得できる。イントラパーソナルダイバーシティと、グループHRの関係性。


はじめに


こんにちは、SHIFT、グループHRの木下です。

突然ですがみなさん、「イントラパーソナルダイバーシティ」 って知っていますか?

一人ひとりのなかに多様性や異質性があることを指す言葉です。

自分らしさは、簡単に言語化できるものでもなければ、経年変化もするもの。自分のなかに存在する多様性を活かすことができれば、創造性が発揮され、身近な社会を変えることにもつながるかもしれません。

SHIFTで働く僕はグループHRとしての役割を担うことで、この「イントラパーソナルダイバーシティ」を得ながら、人事としてキャリアを積む日々を過ごしています。本記事ではこの仕事の面白みについてご紹介したいと思います。

そもそも、イントラパーソナルダイバーシティとは


ダイバーシティは、多様性を意味し、異なる背景や特性を持った方々が集団内でお互いに認め合い共存しているイメージが一般的だと思います。それに対して、イントラパーソナルダイバーシテイは、「個人のなか」に多様性や異質性があること。

役割の異なる様々な経験や価値観、異なる分野での能力を「掛け合わせて」いくことで、創造性やイノベーションが促進され、個人としてのパフォーマンスが向上したり、満足度も得られたりする概念を指します。

例えば、会社では人事メンバーとしての一面と、週末はテニスの部活をやっているとしましょう。

部活の部長として、大会優勝のために戦略を練る。その際に全国各地の強豪チームの様々な事例から、強いチームの条件・共通した悩みを見出したとします。それを本業である人事として、組織づくりの施策に取り入れたら?いままでになかったアイデアが浮かびそうです。

部員募集のために施策を打つなかで、コミュニティマネジメントの成功例をつくりだしたら、それを本業で、採用の母集団形成にも役立ててみる、などもあるかもしれません。

「会社の自分」×「それ以外の自分」をかけ合わせることで、イノベーションが起きる。新しいアイデアが生まれる。これがイントラパーソナルダイバーシティの目指すところなんですね。例では仕事とプライベートということであげていますが、仕事のなかで様々な役割を担うことでもかまいません。

投下する時間が長く、責任も大きくなることから、より深い経験を積むことができ、獲得できる能力も飛躍的に伸びるのではないかと思います。それができるのが今からお話しするグループHRというポジションです。

人事としての顔を複数もつグループHRという仕事


僕が所属しているSHIFTの人事には、グループHRという、グループ会社(一般的には子会社)を支援することをミッションにしている人事組織があります。

グループ会社は39社、グループ従業員数約11,000人超(2023年11月公表値)。グループ会社の成長が、SHIFTグループの成長につながる大きな要因であると言って過言ではないと思います。

一方で規模や企業ごとにグループ会社が抱える課題は異なります。人事領域を主として支援し課題解決するために、グループHRはSHIFT人事としての役割と、グループ会社の人事としての役割、2つを担うことになります。

これはまさに、イントラパーソナルダイバーシティを醸成する働き方だと思います。実際、僕自身は2社のグループ会社へ出向して人事サポートをしています。

うち1社は、会社規模や特性等も踏まえて、人事領域に留まることなく管理部全体(経理、総務なども含めて)マネジメントを任せてもらっています。

会社全体を把握しつつ、グループ会社の代表と連携を強化しなければならないので経営視点を得られます。

売上管理、会社全体の予算策定など初めて経験することもありました。どういった内容をまとめるべきか、要点はなにかを理解することが重要ですが、それがむずかしくて。役員会で多くを指摘してもらい、正しく情報提供できない自分に不甲斐ない思いをしたことも多かったです。

そうした経験を通じて、なぜその観点での確認が必要か、その時に大事なポイントはどこなのかを自分で考える力は身についたと自負しています。

さらにSHIFTの人事としての視点、グループ会社の人事としての視点、経理や総務、管理部全般としての視点で考えることができ、僕の中で成長につながっていると実感があります。

例えば採用担当者としての視点と、事業部管理側の視点を掛け合わせること。採用担当としては、自社にマッチした人材を採用したいと考えている。一方で事業部管理側として、入社者が活躍するためのサポートやマネジメント体制が必要で、そういったことができる人材が不足していれば採用も検討しなくてはいけないと気づくことができています。

当たり前だろうと思うかもしれませんが、目の前の採用にいっぱいいっぱいになると落ち着いて考えればわかることも見えなくってしまうことがあるんですよね。

事業部管理側の業務を行うなかで、組織全体の最適な体制について日々考えているわけですから、組織デザインや人員配置戦略といった視点で、どのタイミングでどんな人を採用すべきかが自然と見えてきます。

こうして改めて自分の業務をみつめなおすと、「イントラパーソナルダイバーシティ」を体現できる働き方だなと思います。

視座を上げるではない、「立体的にとらえる」


ちなみに、一般的に「視座を上げたい」とか「視座を上げるべき」と話す人が多いかなと思うのですが、僕個人としては視座は平面ではなく、立体でとらえるべきものだと考えています。

ボールをくるくると回すように様々な角度から物事をとらえることで、必要な視点や情報を網羅し、その得られた情報を元に考察を重ねることで、最適な意思決定が可能であると思っています。

固定化された役割を担いつづけていては、このようにボールを回せるようにはなりません。様々な役割を担う機会に主体的に身を投じて、イントラパーソナルダイバーシティを獲得すること。そんな環境で働くことが理想かもしれません。

色々な顔をもてるグループHRという仕事はまさにうってつけ。僕はこの仕事にとてもやりがいを感じています。

興味をもたれた方はぜひ、一緒にSHIFTのグループ会社を盛り上げていきましょう!

以下よりご応募をおまちしています♪

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執筆者プロフィール:木下
人事として約17年のキャリア。採用から労務、制度、研修等、幅広く経験し、現在は経理、法務、総務等の管理部門のマネジント領域も網羅。
2022年5月にSHIFT入社。グループHRに所属し、グループ会社支援に従事している。

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