SHIFTの検定の活用事例|教育検定開発者のブログ
はじめに
こんにちは。株式会社SHIFTの能力開発部で検定や教育制度を開発をしている林 稔明(りんりん)です!
いきなりですが、人的資本経営や人財・人材育成が叫ばれていますが、みなさんは人材育成において具体的にどういった課題があるかご存じでしょうか?以下は、厚生労働省が発表している「働き方の多様性に応じた能力開発等に向けた課題について」です。課題は大きく3つに分けられます。
仕組みの問題:人材育成に充てる時間がない、体制がない、育成内容が見極めにくい
意識の問題:指導意識の不足、従業員側の意識が低い、育成を積極的に行う雰囲気がない
コスト・投資効果の問題:成果が回収できない、コストが限定されている、有効性が感じられない
経営上層部からは従業員の教育をしろと言われるも費用対効果を可視化することが難しいので予算は多く充てられず、従業員からは仕事が忙しくて教育を受ける暇がないと言われ・・・
前回「SHIFTの検定はなぜすごいのか」ということで、教育施策の失敗例・課題と照らし合わせて、検定を使った解決方法をお伝えしました。
今回はSHIFTで検定を使って具体的にどのように課題を解決しているか2つの活用事例をベースにお伝えできればと思っています。
検定を使ったステップアップ制度
検定を使った採用の効率化
■想定読者
教育部門の方:
本記事を読んで、人材育成に関する課題解決の1つのヒントになれば幸いです。
教育を受ける従業員の方:
会社の方針、教育部門が教育する目的を理解し、教育効果を自ら最大化する意識を持つきっかけになれば幸いです。
活用事例
● 事例1 検定を使ったステップアップ制度
SHIFTには「トップガン制度」と呼ばれる検定を使った独自のステップアップ制度があります。
一般的なIT企業では、入社後テスターやプログラマーとしてアサインされ、数年の経験を経てシステムエンジニアになり、更に数年の経験をえてプロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャーと上位の役割へとステップアップしていきます。
しかし、この形態のステップアップの課題が多くあり、まず一番大きい課題は時間をかなり要するということです。また、上位の役割に必要なスキルは手探りな状態で身につける必要があり、評価されアサインされるまでにも時間を要します。
SHIFTのステップアップ制度である「トップガン制度」はこれらの課題を全て解決しています。トップガン制度で利用されている検定では、上位の役割に必要な能力が全て定義されており、必要な能力に沿った教材が提供されています。それによって、社員は案内人がついた状態でゴールまで最短距離で向かうことができます。
また、トップガン制度は教育だけでなく、営業との連携によって合格時には上位の役割へのアサイン確約とアサイン時の単価に紐づいた評価制度による給与アップといったインセンティブ設計まで行われています。
トップガン制度は「やる気のある人」に向けて自らキャリアアップのチャンスを掴んでもらいたいという想いベースに構築されており、既にデリバリー部門の社員の約6割が参加し、毎月数十名が上位の役割へアサインされるほど活用されています。
以下の記事でトップガン制度について詳しく説明しています。
《Vol.1》トップガン|最速で上位職を目指せるSHIFT独自のステップアップ制度
● 事例2 検定を使った採用の効率化
SHIFTでは、有難いことに年間で5万人の応募者と700人を超える採用を行っています。これだけの人数を普通に書類選考⇒一次面接⇒二次面接とやってるといくら時間があってもきりがないですよね。
SHIFTでは「CAT検定」と呼ばれる検定を使って、SHIFTの主力事業である品質保証のエンジニアに必要な素養を測定し、効率的に採用を進めています。
また、グループ会社の採用でも検定は活用されています。
例えば、システム開発やITコンサルティング事業を営んでいるALH株式会社では※1Webテストを活用し、個々人の能力を要素分解して業務の適性を見つけ出す事ができています。
※1 合否を決めるものではなく、求職者の業務に関するポテンシャルを明確にするためのテスト
以下の記事でCAT検定およびALH株式会社のWebテストについて詳しく説明しています。
【解説】SHIFTの独自試験「CAT検定」について~素養や頭の使い方に着目~
優秀な人材を発掘できる「CAT検定」とは?~某有名バスケアニメ理論~前編
【ALH×SHIFT】『採用応募者の可能性を発掘するWebテスト』開発ストーリー<前編>
さいごに
検定はこれまで人が時間をかけて定性的に評価していた観点を定量的に評価できるようになるため、以下のような効果が見込めます。
評価者による評価のギャップの排除(評価精度の向上)
一斉受検 → 一斉採点による評価の効率化
低コストで高い教育効果(ピーマンに水を。の教育)
2つの記事に分けて検定のすごさと活用事例をお伝えしてきましたが、教育部門と事業部門がお互いのMVVを共有・共感し、教育課題に対して全社一丸となって対応する事が最も重要だと考えます。
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