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ゼロイチ未経験の私が、グローバル採用立ち上げ&世界42ヵ国から応募を得るまで(前編)


はじめに

はじめまして!SHIFTで【グローバル採用】を担当している、井出です。

私が本記事を通して読み手のみなさんにお伝えしたいことは3つ!

  1. ゼロイチでプロジェクトを始めるカオスと魅力

  2. どんな時もまずはマーケットを知ることから

  3. 仮説は仮説。やってみないとはじまらない

以下に少しでも当てはまる方に読んでいただくと面白いのでは?と思っています!

  • ひたすら採用やってきたけど、このままのキャリアで良いんだっけ?と漠然と感じている

  • ゼロイチ苦手なのに急にプロジェクト立ち上げ任されちゃった!どうしよう!と悩んでいる

  • グローバル採用をやっていて、他社人事が何をして何に困ってどう乗り越えているか知りたい

それでは、お話していきます!

「私のキャリアって、これで良いんだっけ?」

SHIFTに入社し約2年半。HRBPとして向き合う事業部の成長のため、毎年約100名のエンジニア採用に携わりました。その後、会社の組織が大きく変わるタイミングで、私のミッションもより難易度の高いエグゼクティブ層の採用へ変更となりました。

しかし、全く成果が出せなかったんです。あっという間にわずかな自信もなくし、どん底人材に。相当へこみましたが、自身のキャリアを見つめなおすきっかけになりました。

当時の上司と同僚からは「無理せず、やりたいこと、やれることからやろう。スカウト打つとかどう?」とフォローいただいたものの、「自分のキャリアってこれで良いんだっけ?」と悩む私。

これから進む道を見出すために、社内外の様々な方とお会いし多様な考え方に触れました。その結果、 【会社の成長に必要だけど出来ていない事】×【自分が得意としており価値提供できる事】 のかけ算で導き出されるものをミッションとし、完遂すれば皆ハッピーになるという結論に至りました。

上司に相談のもと、私は【グローバル採用】を担うことになりました。

「やっぱり目標立てるなら、1.5倍じゃない??」

はじめは、これまで経験のあった就労ビザの領域で、社内知識の標準化や受入れのフロー設計と型化、ビザ申請のオンライン化導入や、申請業務の効率化などを行いました。

しかしながら、SHIFTは、何事も目標あってこそだよねというカルチャー。闇雲に今足りないものを補うだけでなく、理想の状態から逆算して行動する社風です。

そこで掲げたのが、前年比1.5倍の採用目標数。時を同じくしてIRでも数年後のグローバル人材採用の目標数字が公表!やるしかない!という状況になりました。

※2022年8月期第3四半期決算説明資料より

ゼロイチが大の苦手で何をどうすれば良いか分からない

会社としてもグローバルにフォーカスを当てる波がきて絶好調!と思いきや、最初の壁にぶち当たります。

実は私、ゼロイチが大の苦手で何をどうすれば良いか分からないという状態に陥ったのです。これまでの社会人経験の中で、何かのプロジェクトを立ち上げた経験がなかったからです。

前例に倣ったり、ある程度の型がある業務を行ったりすることが多かったため、何から着手すれば良いか全く分からない状態でした。

どうしようと悩んでいると、非常に有難いことに人材紹介エージェント様から「SHIFTのグローバル採用について取材をさせて欲しい」と、タイミング良くお声がけをいただきました。

正直にお伝えすると、このお話をいただいた当時は、【SHIFTのグローバル採用とはなにか】、【なにがゴールなのか】、【なぜやるのか】の明確な言語化が出来ていませんでした。

これを機に、当社役員、広報チームとともに、【なぜSHIFTがグローバル採用をやるのか?】を話し合うことに。

  • 在籍するグローバル人材から、SHIFTの魅力が何かをヒアリング

  • 彼らにインタビューをし、日本人従業員と協働するなかで生まれているシナジーを見える化、分析

  • 日本と世界のIT事情に目をむけ、SHIFTがグローバル採用を行うことで生まれるメリットを、経営視点、広報視点、人事視点の目線と認識をすり合わせ

こうして共通の言語をつくりあげていきました。

SHIFTがグローバル採用を行う最たる目的は、
国籍に関わらず世界中の優秀なITエンジニアが日本に集まる環境を作り
日本のIT業界をさらに活性化させ、SHIFTの成長、ひいては日本の成長に繋げていくことを理想としています。

もう少し具体的に説明すると、ポイントは次の2つです。

  • 【外国籍人材採用】:世界中の優秀なITエンジニアと共にITを日本の基幹産業にしていきたい

    • SHIFT独自試算でmin400万人のITエンジニアが必要(例;日本109万人、米国477万人)

  • 【英語(多言語)人材採用】:お客様の海外プロジェクトをより広く支援していきたい

    • SHIFT3000&更なる事業成長に繋げていく

無事、【なぜやるか?】という大義名分の言語化が出来たことで、ゴールが明確になり、ようやく方向性が見えてきました。

記事はPRTIMESにも掲載いただき、SHIFTグローバル採用の認知度向上にまずは一歩、大きく踏み出しました。

▼あわせて読みたい

理想と現実のギャップから【現在地】を知る

理想とすべき状態の定義が出来たことで、方向性が定まりました。次にすべきことは、【現状把握】です。理想とのギャップを知ることで自ずと課題が浮き彫りになってくる。課題が分かればあとは対策を打ち、PDCAを回して改善していくのみです。

ここでお気づきの方も多いと思いますが、これは今回に限った話ではありません。万事に共通します。何事も目指すべきゴールが分からなければ、何をしたら良いか分からないのは当然です。

私が現在地を知るためにまず行ったのは、【社内グローバル人材全員への入社前後でのお困りごと調査】です。 結果、課題として多かったのは、入社時の手続きや書面、グローバル人材ならではのビザやリロケーション等のサポート類。

対策として、初来日の方向けのマンスリーマンション手配とリロケーションサポートのパッケージを作り上げ、至れり尽くせり状態にしてみる等、いくつか施策を実施していきました。この施策自体は利用者からも非常に好評で、その方のコミュニティで口コミが広がりそれをきっかけにSHIFTへ応募する方もいらっしゃるほどでした!

もちろん、まだまだ課題は他にもありますので、今後も対策、改善は続けていきます。

そして当然ながら、これだけではプロジェクトは終わりません。受け入れや定着面にも着手しつつ、グローバル採用を加速するためには、既存の手法に囚われない考え方やアプローチが肝になります。

しかしここでまた何から手を付けるべきか分からず、またもや壁にぶち当たるのです。

グローバル採用立ち上げ&推進の具体的面白さは後編で

次に立ち塞がった壁とは?そしてそれをどう乗り越えるのか? などなど、本当にみなさんに知っていただきたいグローバル採用立ち上げ&推進の具体的面白さは後編でお話していきます!

世界のマーケット調査や各種フレームワークの使いどころ等、面白く役立つ情報がたくさん!是非お楽しみに!

後編へTo be continued....!!!


執筆者プロフィール:井出
アメリカ留学時【外国籍】として自身が海外生活の大変さを経験したことが原点となり、 日本帰国後の2015年4月より【外国籍】の方専門の人材紹介会社へ新卒第1号入社。 生活基盤となる【仕事】と日本在住の【外国籍】の方を繋ぐべく、キャリアアドバイザーと法人営業を経験。
2019年3月よりSHIFT入社。 HRBPとして向き合う事業部成長のため、年間約100名のITエンジニア採用を2年半ほど経験し、 現在は、PMとしてグローバル採用プロジェクトの企画・遂行・管理に携わっている。

◎SHIFT HR BLOGでは、人事のみなさまが知りたいことを大募集しています!
参考にして記事にしていきますので、ぜひともご回答よろしくお願いいたします♪
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