中の人が解説!Salesforceサイトを使いこなすためのスマートな手順
ご挨拶
初めまして。株式会社SHIFTカスタマーサクセス部カスタマーサクセスグループSalesforceチームに所属している、李と申します。
Salesforceのシステム管理、プロセス自動化の設定や機能開発を経験しており、 お客様の要望&業務に合わせて、Salesforce を最大限に活用するよう、日々関連知識を学習しています。
Salesforceサイトの紹介
Salesforce環境にて、ログイン不要で誰でもアクセスできる無料の公開Webサイトを作成することが可能です。
公開サイトのページは、Visualforceで作成され、CSSにてページの外観をカスタムすることが可能です。また、Salesforce とのデータのやり取り(レコード取得、保存、更新、削除)はApexで直接行うことが可能です。
事例紹介・メリット
例えば、Webサイトから顧客様のお申し込み情報をSalesforceに保存する事例があったとします。
外部のお申し込みサイトを利用する場合、顧客様に入力いただいた情報をSalesforceオブジェクトに保存する場合、APIにてデータ送信が必要です。その場合、API呼び出し回数制限や通信時間を気にしないといけません。
Salesforceサイトからお申し込み情報を入力していただく場合、データの取得、保存などはSOQLで直接行うため、レコードは即時保存されます。APIでデータ送信しないため、API呼び出し回数制限や通信時間を気にする必要が一切ございません。
上記の事例を通して、Salesforceサイトのメリットはおわかりいただけましたでしょうか?
つまり、WebサイトからSalesforce環境にてデータのやり取りが発生する場合、Salesforceサイトを利用しますと、処理スピードは速く、制限も少ないです!
(注意:ガバナ制限があります。)
Salesforceサイトの作成
① Visualforceページの作成
最低でもVisualforceページが必要です。用意しましょう。
設定画面にて、クイック検索に「Visualforce」と入力し、「Visualforceページ」をクリックします。「新規」ボタンから作成します。
② サイトの作成
設定画面にて、クイック検索に「サイト」と入力し、「サイトおよびドメイン」下の「サイト」をクリックします。
まず、サイトのドメイン名を登録します。カスタムドメインの利用も可能ですが、今回は組織のデフォルトドメインを利用します。
また、一度登録すると変更できないので、慎重に決めましょう。
次に、新規ボタンをクリックして、サイトを作成します。
さきほど②で作ったVisualforceページを「有効なサイトのホームページ」として選択、「保存」します。
③ セキュリティ設定
初期状態のサイトでは、ぺージ、クラス、データ、すべてが非公開の状態ですので、プロファイルを通して権限を定義します。
②で作成したサイトの「公開アクセス設定」ボタンから設定画面に入ります。
非常に多くの設定項目がありますが、よく使うのはログインIPアドレスの制限、有効なApexクラス、有効なVisulaforceページ、カスタム項目レベルセキュリティ、カスタムオブジェクト権限、ログイン時間帯の制限です。
外部ユーザがアクセスできるため、関わるApexクラス、Visulaforceページを「有効なApexクラス」、「有効なVisulaforceページ」に追加する必要があります。また、サイト上、オブジェクト、項目に対する操作がある場合、権限設定も必要です。
④ サイトの有効化
最後にサイトを有効化して、アクセスしてみましょう!
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