日本一才能と能力を活かせる会社の実現に向けた取り組み ～ビジサポの学会発表～後編
はじめに
2023年8月25日・26日にビジネスサポート部（通称：ビジサポ。学会が開催された8月末時点での名称は「ビジネスサポートグループ」。9月より「ビジネスサポート部」に名称変更）の大泉と原が、「日本職業リハビリテーション学会 第50回かながわ大会」に参加しました。
本記事は、本学会の目的とともに具体的な内容をご紹介した前編の続きを後編としてお届けいたします。前編も併せてご覧いただければ幸いです。
⑥学会参加後の大泉と原へのインタビュー
続いて、本学会に参加した、ビジネスサポート部の大泉と原に、学会後にインタビューを行ないました。以下、インタビュー内容です。
Q1.本学会に参加した後の率直な感想を教えてください
大泉：私たちが行なっている取り組みを事業会社だけでなく、研究者や福祉関係者の方々にも知ってもらえる機会になったことや、そのあと、「興味深い」などの感想をいただけたのは、非常に意味のあることだったと考えています。
原：今年の学会のテーマが「才能と能力を活かす」でしたので、ビジサポの掲げるミッションと一致していること、また、ビジサポの取り組みを外部に知ってもらえる絶好の機会だと思い、学会で発表したいと思いました。実際に参加してみて、非常に貴重な機会でした。自分自身で言語化できていなかった部分の棚卸にもなりましたし、それを改めてビジサポに還元していきたいです。
大泉：確かに自分たちの取り組みの棚卸になったのは良かったですよね。日常業務では急ぎ足で走り続けていたので中々振り返る機会がなかったため、こういう機会はありがたいです。
Q2.発表資料を拝見させていただきましたが、学会での発表ということもあり、非常に膨大な量でした。 準備には相当な時間や労力がかかったのではないですか？
大泉：一番大変だったのは原です。私も関わりましたが、原が特に大変だったと思います。
原：確かに、時間の捻出は非常に難しかったです。頭の中でどういう構成にするかを考えるのに時間がかかりましたね。資料作成は細かい言い回しにも非常に苦労しました。
大泉：自分たちにはわかることでも、ビジサポのことを知らない人にもわかるように工夫しましたよね。
Q3.本学会に参加して学びになったことや、ビジサポで活かせそうな他の発表者の事例などあったら差し支えない範囲で教えてください。
原：制度的な話になりますが、障害者雇用促進法の改正に伴い、これまでは障害者の雇用率が義務化されていましたが、今回は単なる数字だけではなく、障害者雇用の質の向上も義務化されました。今回の発表にも関連していますが、改めて社会全体が、一人一人に合った働き方を考えないといけない転換点になっていると思います。そういう取り組みをしている発表があり、非常に参考になりました。
Q4.今後のビジサポにおける、職業リハビリテーションの取り組み、いわゆる「障がいのある方が職業を通じた社会参加・自己実現・経済的自立をするための取り組み」について、今後の展望はございますか？
大泉：今回の学会の大きなテーマが「能力を発揮して活躍する社会の構築に向けて～新しい時代に職業リハビリテーションはどう向き合うのか～」です。現在は、日本の障がい者雇用は多くの課題があると考えています。一般的にはまだまだ軽作業などがメインで職種に限りがあると考えられており、ビジサポでは、専門的な職域や新しい職域など、活躍の幅を広げていくというのが目指している姿です。学会で私達の取り組みを知っていただき、その中でなにかしら取り入れてもらえたら嬉しいですし、その一助になれば幸いです。私たちのMVVが広がれば良いなという想いです。
原：元々ビジサポのMVVは、「才能と能⼒を活かして、みんなが活躍できる社会の実現」というものなので、学会のテーマと合致しており、ビジサポでも改めて取り組んでいかねばと思いました。障がい者雇用だからこそ必要な配慮や環境を整えつつ、職域を広げるために、障がい者雇用という固定観念にとらわれず、色々な働き方ができるように選択肢を広げていきたいです。
Q5.今後もSHIFT・ビジサポの取り組みを発表・発信する機会があれば学会に限らず様々なイベントへの参加を是非とも期待しています！最後に今後の意気込みを一言どうぞ！
大泉：先ほどの質問で答えたように社外にも発信していくことで、より良い社会の実現に繋がると思うので、どんどん発信していきたいと思います！
原：ビジサポでは色々な取り組みをしているので、メンバーが頑張っていることをもっと知ってもらいたいですし、そのために社外発信も頑張っていきたいと思います！
執筆者プロフィール：坂野
法人営業を5年以上経験し、その後、経営コンサルタント、Webコンサルタントを経験。 2021年3月にSHIFT入社。 現在は、ビジネスサポート部において、Webチームのマネジメントに従事。また、花卉プロジェクトや、ビジネスサポート部の公式X（旧Twitter）の運用などにも従事。
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