文章内の誤字脱字を見つけ出すChatGPTのプロンプトの紹介
はじめに
こんにちは。株式会社SHIFT DAAE(ダーエ)の栗山です。
文章内のタイポ(例: "難しいです" が "難いです" となるようなケース)を見つけるのは大変です。本稿ではChatGPTを使用して、そういった誤字脱字を発見するプロンプトを紹介します。
他の記事で紹介する「表記の不統一を見つけ出すプロンプト」や「わかりづらい文章や読みづらい文章を見つけ、改善案を提示するプロンプト」と合わせて活用することで、文書作成及びレビューの手間を減らすことができるでしょう。
※本稿で紹介するプロンプトはChatGPT4で検証しています。同等の結果を得たい場合は、無償版のChatGPT3.5ではなくChatGPT4を使用することをお勧めします。
誤字脱字を発見するプロンプト
以下がプロンプトです。
You will be making corrections to the text. Text is Japanese. I will provide you with sentences, and you will identify and correct any spelling or typographical errors.
The format for your responses should be as follows:
Original sentence
Corrected sentence
Here are some examples of spelling or typographical errors:
Format: Original sentence -> Corrected sentence
・考えるのがおっくで、 ->考えるのがおっくうで
・繰り返させななりませんでした。->繰り返さなければなりませんでした
・うまくいくわけがいきません。 ->うまくいくわけがありません
・「便利なった」->「便利になった」
・「複数解像度のでレイアウト確認」->「複数解像度でのレイアウト確認」
・「想定しいない画面」->「想定していない画面」
・テスケース -> テストケース
Are you ready?
※本稿では上記のように英語のプロンプトを使用します。これにより回答の精度を高めたり、扱える文章の量を増やすことができます。
テスト用の文章(ベース)
テスト用の文章として以下を使用します。以下の文章をベースとして、誤字脱字を追加します。
※この文章は「エンジニアが成長するために必要なことというテーマでブログを書いてください。」というプロンプトでChatGPTを使用して作成したものです。日本語文章として一部に不自然な箇所が見受けられるのはそのためです。
# エンジニアが成長するために必要な5つのポイント
## イントロダクション
エンジニアリングの世界は日々進化し続けており、その成長には多くの努力と継続的な学びが必要です。本記事では、エンジニアが成長するために重要な5つのポイントについて探求していきます。これらのポイントに注力することで、よりスキルを磨き、キャリアを発展させることができます。
1. 継続的な学習
- エンジニアとして成長するためには、継続的な学習の姿勢が不可欠です。
- 技術の進歩は非常に速く、新たなツールやフレームワークが頻繁に登場します。
- 自分の専門分野だけでなく、関連する分野やトレンドにも目を向け、学習することが重要です。
2. プロジェクトへの積極的な参加
- 新たなスキルや知識を習得したら、それを実際のプロジェクトに適用することが成長の鍵です。
- 自身のスキルセットを広げるために、さまざまなプロジェクトに参加することで、新しい問題に取り組む経験を積むことができます。
3. コミュニケーションスキルの向上
- エンジニアリングは単独で作業することも多いですが、優れたコミュニケーションスキルも重要です。
- 他のメンバーやクライアントとの円滑なコミュニケーションは、プロジェクトの成功に直結します。
- 効果的なコミュニケーションは、アイデアや意見を明確に伝えるだけでなく、他の人々の視点を理解し、チーム全体の目標に貢献することも可能にします。
4. メンターの探求
- 成長するためには、経験豊富なメンターを見つけることが重要です。
- メンターはあなたのキャリアの指導者であり、経験や知識を共有し、アドバイスやフィードバックを提供してくれます。
- 良いメンターはあなたの成長を促し、新たなチャレンジに取り組む勇気を与えてくれます。
- 業界のイベントやコミュニティで積極的にネットワーキングを行い、適切なメンターを見つける努力を惜しまないでください。
5. 自己挑戦とアウトサイドプロジェクト
- エンジニアとして成長するためには、自己挑戦とアウトサイドプロジェクトに積極的に取り組むことも重要です。
- 自分自身に新たな目標を設定し、困難な課題に取り組むことで、スキルを向上させることができます。
- アウトサイドプロジェクトに参加することで、新たなテクノロジーやアプローチを探求し、クリエイティブな解決策を見つけることができます。
## 結論
エンジニアが成長するためには、以下の5つのポイントが重要です。
1. 継続的な学習
2. プロジェクトへの積極的な参加
3. コミュニケーションスキルの向上
4. メンターの探求
5. 自己挑戦とアウトサイドプロジェクト
これらの要素をバランスよく組み合わせることで、自身のスキルセットを向上させ、エンジニアリングのキャリアを発展させることができます。継続的な努力と情熱を持ちながら、常に新たな挑戦を受け入れる姿勢を持つことが重要です。
テスト用の文章(誤字脱字を追加)
上記の文章に対して、以下の誤字脱字を追加します(「正しい文 -> 間違った文」というフォーマットです)
L4 エンジニアリング -> エンジニアリグ
L7 成長するため -> 成長すため
L21 指導者であり -> 指導者でり
L18 効果的なコミュニケーション -> 効果的なコミュニケーシン
L39 情熱を持ちながら -> 情熱を持ながら
# エンジニアが成長するために必要な5つのポイント
## イントロダクション
エンジニアリグの世界は日々進化し続けており、その成長には多くの努力と継続的な学びが必要です。本記事では、エンジニアが成長するために重要な5つのポイントについて探求していきます。これらのポイントに注力することで、よりスキルを磨き、キャリアを発展させることができます。
1. 継続的な学習
- エンジニアとして成長すためには、継続的な学習の姿勢が不可欠です。
- 技術の進歩は非常に速く、新たなツールやフレームワークが頻繁に登場します。
- 自分の専門分野だけでなく、関連する分野やトレンドにも目を向け、学習することが重要です。
2. プロジェクトへの積極的な参加
- 新たなスキルや知識を習得したら、それを実際のプロジェクトに適用することが成長の鍵です。
- 自身のスキルセットを広げるために、さまざまなプロジェクトに参加することで、新しい問題に取り組む経験を積むことができます。
3. コミュニケーションスキルの向上
- エンジニアリングは単独で作業することも多いですが、優れたコミュニケーションスキルも重要です。
- 他のメンバーやクライアントとの円滑なコミュニケーションは、プロジェクトの成功に直結します。
- 効果的なコミュニケーシンは、アイデアや意見を明確に伝えるだけでなく、他の人々の視点を理解し、チーム全体の目標に貢献することも可能にします。
4. メンターの探求
- 成長するためには、経験豊富なメンターを見つけることが重要です。
- メンターはあなたのキャリアの指導者でり、経験や知識を共有し、アドバイスやフィードバックを提供してくれます。
- 良いメンターはあなたの成長を促し、新たなチャレンジに取り組む勇気を与えてくれます。
- 業界のイベントやコミュニティで積極的にネットワーキングを行い、適切なメンターを見つける努力を惜しまないでください。
5. 自己挑戦とアウトサイドプロジェクト
- エンジニアとして成長するためには、自己挑戦とアウトサイドプロジェクトに積極的に取り組むことも重要です。
- 自分自身に新たな目標を設定し、困難な課題に取り組むことで、スキルを向上させることができます。
- アウトサイドプロジェクトに参加することで、新たなテクノロジーやアプローチを探求し、クリエイティブな解決策を見つけることができます。
## 結論
エンジニアが成長するためには、以下の5つのポイントが重要です。
1. 継続的な学習
2. プロジェクトへの積極的な参加
3. コミュニケーションスキルの向上
4. メンターの探求
5. 自己挑戦とアウトサイドプロジェクト
これらの要素をバランスよく組み合わせることで、自身のスキルセットを向上させ、エンジニアリングのキャリアを発展させることができます。継続的な努力と情熱を持ながら、常に新たな挑戦を受け入れる姿勢を持つことが重要です。
結果の画面
以下が結果の画面です。
プロンプトを入力し、返事が来たらレビュー対象の文章を入力します(入力部分は省略しています)。
以下が結果です。
一つの間違いに対して、以下の二行で回答が出ます。
Original sentence: 間違った文章
Corrected sentence: 修正後の文章
結果のまとめ
テスト用の文章に仕込んだ誤字脱字のうち、一つを除き全ての間違いを見つけ出すことができました。
L4 エンジニアリング -> エンジニアリグ
OK
L7 成長するため -> 成長すため
OK
L21 指導者であり -> 指導者でり
OK
L18 効果的なコミュニケーション -> 効果的なコミュニケーシン
失敗
L39 情熱を持ちながら -> 情熱を持ながら
OK
今回、テスト用に仕込んだ誤字脱字は人間の目でチェックするのは結構大変だと思います。これだけの精度があれば、文章のチェックはかなり楽になるでしょう。
最後に
ChatGPTが見つけられなかった間違いですが、ChatGPTは「コミュニケーション」と「コミュニケーシン」は後者が間違いであることがわからなかったのかもしれません。ChatGPTは日本語知識が完璧ではないので、こういった間違いを見つけ出すには今回のプロンプトとは異なるアプローチを模索するのが良いように思えました。
今後、性能改善に取り組んでいきたいと思います。
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PHOTO:UnsplashのJason Leung