TensorFlowのチュートリアル紹介
はじめに
本投稿の内容について
こんにちは。SHIFT DAAE(ダーエ)部の栗山です。本記事ではTensorFlowのチュートリアルを紹介します。ディープラーニングのフレームワークはほかにもありますが、以下の理由から入門にはTensorFlowのチュートリアルがおすすめです。環境構築不要
GoogleアカウントがあればOK
説明がとても丁寧
前提知識がないとわかりづらい部分があるので、本投稿でそれを補っていきます
構成
本記事は「ディープラーニング入門」をテーマにした全3回の投稿の2回目です。全体の構成は以下のようになります。AI技術におけるディープラーニングの位置づけ ←前回
TensorFlowのチュートリアル紹介 ← 今回
ディープラーニングで始めに知っておきたい理論の紹介
|チュートリアルの紹介
本投稿では、以下のチュートリアルの補足解説をします。
TensorFlowのチュートリアルはとてもよくできているのですが、それでもはじめてディープラーニングをやる場合はわからないことが多いと思います。
本投稿を参考にしつつ、以下のリンク先で実際にチュートリアルを行って頂ければと思います。
上記リンク先に移動し、「Run in Google Colab(※下記画像参照)」をクリックします。そこからGoogle Colabを使用してWEB上でTensorFlowのチュートリアルを進めることができます。
|ディープラーニングのモデルの概要
上記チュートリアルのディープラーニングのモデルを以下に図解します。
画像データを入力し、その画像が何であるか?(分類結果)を出力します。
※以下の「画像データ」はTensorFlowのチュートリアルよりお借りしました。
|入力データの説明
入力データについて説明します。
入力データである画像は以下のように「28マス × 28マス 」で構成されます。1マスの値は256段階の白黒データです。
これからの画像を訓練用に60,000枚、評価用に10,000枚使用します。
|ディープラーニングのモデルの構成
今回のモデルは以下のようなネットワークになります。
入力層、中間層、出力層の3層からなる多段階のニューラルネットワークです(多段階のニューラルネットワークをディープラーニングと呼びます)。
入力層
入力データを受け取ります
画像データに対応するように(28×28で)784個のノードがあります
中間層
中間層は、入力層からデータを受け取り、出力層へと渡します
今回のモデルでは中間層には128個のノードがあります
出力層
出力層は、中間層からデータを受け取り、画像を分類します
(※画像が10個のクラスに属する確率を出力します。上記画像の例では、靴の確率が2%、Tシャツの確率が88%・・・といった結果を出しています)
|モデル作成から予測までの流れ
チュートリアルの大まかな流れは、以下のようになります。
※チュートリアルでは画像データを確認する処理が多いので、全体の流れを見失いそうになりますね。
画像データの取得
画像データの確認
ディープラーニングのモデル構築
モデルの訓練
モデルの評価
モデルによる予測
最後に
お読みいただきどうもありがとうございます。
本投稿がディープラーニングを理解する上での助けになれば幸いです。
参考資料
本投稿で紹介したチュートリアルのページです。
本投稿で使用したTシャツの画像データはこちらからお借りしました。
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