"資産管理ツール"と"SaaS管理ツール"の違い
はじめに
こんにちは、SHIFT「ワスレナイ」ブログ編集部です。
自社SaaS管理ツール「ワスレナイ」について情報発信しながら、SaaSにまつわるお役立ち情報をお届けしています。
皆さま、IT資産の管理はどのようにしていますか?
PC、サーバー、ソフトウェア、ネットワーク機器、モバイル端末の管理など、企業が成長するにつれ、IT資産の管理はますます複雑になります。
さらに、近年ではSaaSと呼ばれる、ソフトウェアをインターネット経由で提供し、ユーザーが必要な時に必要な分だけ利用するサービスの導入が進み、今まで以上に管理すべき対象が増えてきました。
そんなときに利用するのが管理ツールです。
その中でも、資産管理ツールとSaaS管理ツール、これら二つのツールについては同じものと捉えられがちですが、実は特長や機能は異なっています。
この記事では、資産管理ツールとSaaS管理ツールの違いについて詳しく解説し、それぞれのツールがどのような課題を解決し、どのようにビジネスに貢献するのかを明らかにします。
また、IT資産やSaaSをより効率的に管理し、コスト削減とセキュリティ強化を実現するためのオススメの方法についてもご紹介いたします。
この記事はこんな方におすすめ
IT資産の見える化に取り組みたいIT担当者
SaaS管理をして利用状況を可視化したいマネージャー
コスト削減とセキュリティ強化を目指すCIO
効率的な資産管理で企業成長を目指す経営者
資産管理ツール
まず資産管理ツールについてですが、資産管理ツールはビジネスの基盤となるIT資産を総合的に管理するための強力なツールです。
企業が所有するハードウェア、そのハードウェアにインストールされたソフトウェアなど、あらゆるIT関連の資産データを一元管理し、そのライフサイクル全体を追跡・管理できます。
これにより、資産の配置、使用状況、保守・更新のスケジュールなどを把握し、コストやリスクを最小限に抑えることが可能になります。また社内のデータサーバーのログ集積から、従業員のエンドポイント端末の利用状況に至るまで、あらゆるデバイスに紐づく情報をリアルタイムで手に入れることできます。
この資産管理能力を武器に、企業は経営資源を最も効果的に投資し、管理工数を削減し、セキュリティを高めることができるのです。
SaaS管理ツール
対してSaaS管理ツールは、デジタルトランスフォーメーションの進展に伴って急増する、SaaS(Software as a Service)を効率的に管理するためのツールです。
多くの企業がオンプレミスからクラウドへの移行を進めている現代において、従業員一人ひとりが使用するSaaSの種類、利用度合い、そしてこれらが生み出すデータとコストのバランスを理解することが非常に重要です。
そこでSaaS管理ツールは利用状況に基づいて、ライセンスの購入や更新の判断を助けることで、企業がSaaSのコストを最適化し、予算内で効率的にSaaS製品を利用できるようにします。
そして、SaaS管理ツールはシャドーIDを検知し、不正なアクセスやアカウント削除漏れのリスクを減らすことで、SaaSをより安全に利用できるようにします。
資産管理ツールとSaaS管理ツールの違いと併用によるシナジー
資産管理ツールとSaaS管理ツールの違い
資産管理ツールは物理的なITインフラの管理に重点を置いているのに対して、SaaS管理ツールはSaaSを管理することに特化しています。
また、資産管理ツールはオンプレミスの製品が多いのに対し、SaaS管理ツールはほとんどがSaaS製品です。そのため、資産管理ツールの場合、各エンドポイント端末へのインストールが必要で、導入のハードルが高くなりがちです。
一方、SaaS管理ツールは管理者側の簡単なセットアップのみで済むため、導入のハードルは非常に低いです。
併用によるシナジー
そして資産管理ツールとSaaS管理ツールの併用により、組織はIT戦略において、より統合的なアプローチを取ることができます。
物理的な資産の管理を強化しつつ、SaaSの利用を最適化することで、IT資産の全ライフサイクルを通じたコストの透明性が保たれ、セキュリティリスクが低減されます。
そして結果として、IT部門は経営層に対してより明確な情報を提供することができ、より良い意思決定を下すための支援が可能になります。
経営資源が有効に活用されることで、全社的な成長とイノベーションを加速することができるのです。
まとめ
資産管理ツールとSaaS管理ツールは、現代の企業にとって不可欠なツールであり、それぞれ単独で使用しても大きな価値を提供しますが、併用することでその価値は飛躍的に増大します。
これらのツールを活用することで、企業は資産の全体像を把握し、コストを削減し、セキュリティを確保することができます。
SHIFTのSaaS管理ツール「ワスレナイ」を活用することで、この統合されたアプローチを実現し、組織のIT管理をより高いレベルへと引き上げることが可能になります。
そして「ワスレナイ」にはSaaS管理だけではなくハードウェア台帳管理機能も実装されています。
現在はエクセルのようなシンプルな台帳管理機能のみですが、将来的には資産管理ツールと連携することにより、より効率的なハードウェア管理機能の提供を検討しております。
もし少しでもご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、まずはデモ体験からしていただくことも可能です。こちらよりお問い合わせください。
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