もう二度と同じ状況には陥らない!新卒採用の苦難と、劇的V字回復から学んだこと
はじめに
みなさんこんにちは!SHIFT人事で、新卒採用を担当している右田と小林です。
今回の記事では、主に24卒の採用選考の大きな目玉として打ち出した「一律年収撤廃」などのSHIFT独自の新卒採用の特徴と、その狙いについてお話させていただきます!
そしてもう一つ。いまでこそ笑い話になっていますが、実は24卒採用の水面下では目標とする採用人数と乖離した状況で、大きな壁に直面していたんです……(泣)。
チーム一丸となって頑張った結果、V字回復してことなきを得たのですが、その悲劇を喜劇に変えるまでを書き残しておこうと思います。
一味違うことを、やりつづける
小林:私はSHIFTの新卒採用には3年ほど関わってきました。毎年さまざまな視点で学生さんたちに向けてメッセージを打ち出しているSHIFTですが、いつも大切にしているのは「常識をうちやぶる施策をうちつづける」ということ。
例えば24卒の新卒採用では初めて、「一律年収撤廃」というメッセージを大々的に発信しました。それまで学部卒、院卒でそれぞれ一律で決まっていた年収を、経験やスキル、ポテンシャルに応じて400万~600万、場合によってはそれ以上の金額でオファーする、というものです。
入社時の検定についてもアップデートしています。これまではSHIFTが新卒社員に求める「素養=地頭(論理的思考能力、抽象化力、緻密性の3指標に分解)」をはかる検定として、学生が思わず力試しをしたくなるような問題を論理パズルをベースに制作。地頭をはかる検定なので、「TheATAMA検定」と名付けて活用してきました。
それを今年からは「新卒検定」という名前で、よりビジネスパーソンとして仕事をする上で必要とされるスキルレベルを測定する検定としてリニューアルしました。
社会人の基礎力、リーダーとして必要な要素を濃縮し、以下の3つの力を測るものにしたんです。
①構造化力
②課題解決力
③プロジェクトマネジメント力
過去にTheATAMA検定を受検して入社を決めた学生からは「こういう頭の使い方が求められる会社だったら、すごく自分に合っている気がした」なんて感想をいただいたことも!これからリニューアル後の新卒検定の評判を聞くのが、楽しみです。
他にも入社前からSHIFTグループ従業員を対象にした社内キャリアUP制度「トップガン検定」を受けることができるようになる取り組みも実施。より成長意欲の高い人、勉強してきた人に対して、入社後すぐに、給与に反映する仕組みを設けました。
どの施策も、前のめりで仕事に取り組んでいきたいと考える学生さんたちに好評いただけるものになったかと思います。
右田:私たちの狙いは「成長意欲」の高い人と一緒にはたらきたい、ということ。自身の実現したい世界観に向け成長を厭わない、そんな前のめりな方に当社へ入ってほしいと思っています。
24卒採用では、200名近い学生さんたちと面接の場でお話させていただきました。実際に内定となった学生さんたちはみな、粗削りでも、SHIFTが常々大事にしている「本質的な思考ができる人」が多かったと思っています。
思考力だけじゃなく、新卒検定のような一部泥臭いようなことを乗り越えられる人もSHIFTには合っているかな。頭でっかちなだけでなく、いざとなったときに手を動かし、行動に移せるようなプロアクティブな人を求めています。
実は大変だった、24卒採用の舞台裏
右田:24卒採用においては、昨年実績の採用人数を超え、より多くの学生さんに当社の魅力を伝え入社いただくことを最低ラインの目標としていました。現在は無事に目標達成ができ、ホッと一息胸をなでおろしているところ……ですが(笑)。
小林:うう……。正直、ものすごく大変でしたね(泣)。昨年末の後半はほとんど記憶がないです。
何が大変だったかというと、とにかく立てた目標に対して、大きく進捗が乖離していたことと、内定承諾率の低さでした。
学生さんが就職活動に動く第二の山場と言われるお盆頃に、目標に対して50%ほどの内定承諾者数……。毎年の採用・研修・オンボーディング業務に加えて、3年後、5年後と中長期的な戦略や企画の方向性に関することなど、あらゆるものが同時進行で進んでいたこともあり、焦りはあったものの、誰もそこに手をつけられない忙しさで。
さすがにまずいと、ようやく本腰を入れて目標達成に向けてみんなで動き出したんです。
V字回復のためにやったこと
小林:まずは学生さんたちとの接点を増やす活動に注力しました。
例えば求人媒体の露出をあげ、イベント出展はもちろんのこと、SNSの広告なども積極的に出稿。それまでX(旧Twitter)とInstagramだけでしたが、TikTokやTVer、マネーフォワード内の広告出稿などにも拡大しました。各大学のキャリアセンターにも相談し、SHIFTの紹介をしていただけるよう打診したことも。
SHIFTの新卒採用では人材紹介業をあまり活用してこなかった背景があるのですが、このときばかりは人材紹介企業向けに説明会を開き、SHIFTの強みや入社後どんな仕事をするかなど、より解像度を上げていただき、紹介の総量を増やすための活動も行いました。
右田:お盆以降というと、納得感を高めるために就活を続けている方、院進学から方向転換をした方、留学から戻った方など、まだまだ優秀な学生さんたちがいるはずだと信じていました。
そんな学生さんと一人でも出会えるようにと、とにかくいろんな場所に出ていって、なんとか目標を達成できた感じです。
小林:内定承諾率を改善するために、小さな内定者向けのイベントを毎週のように開きました。
特に対面での実施回数を増やし、内定者同士の交流や、役員との接点を持つ機会をつくるなどしてアトラクトを強め、内定承諾をしていただけるよう働きかけましたね。特にSHIFTの役員陣のアトラクト力の強さはすごかったです。
どんなときもユーモアをもって。SHIFT新卒採用チームのカルチャー
小林:実はこの24卒のV字回復劇は、年末の人事アワードで特別部門賞をいただきまして。とてもうれしい気持ちと同時に、個人的にはあまり美談にはしたくないと思っていて(笑)。
右田:私も同感ですね。
小林:二度とこんなことを起こしてはいけないという、なんというかいつもどこかで申し訳ない気持ちがあって。複雑な感情です。
でもその分、強烈に感じたのは、「進捗管理と課題の掘り下げを徹底しなければならない」ということ。そのうえで、はやめはやめに施策を打たないとダメなんだ!と。もう多分、新卒採用チーム全員の魂に刻まれていると思います。それだけ後半で巻き返すのは、本当に大変でした。
反省を活かし、25卒の採用活動については2ヶ月ほど早く動かせています。市場や学生の動向などをしっかり予測・シュミレーションすることが大切なので、1か月単位、1週間単位と細かにブレイクダウンして「いつ・どんな施策をうつべきか」計画をたてながら、臨機応変にも対応しています。
右田:同じわだちはもう踏まないぞ、ってね(笑)。一方で、こういう困難なときこそ、明るく楽しくやるっていうカルチャーはありますよね。
小林:24卒でギリギリだったとき、スカウトを1日2通送る目標を課していたんだけれど、それさえも手が回らなかった。それでメンバーの一人が「居残りキャンペーン」と銘打って、打ち終わらないと朝礼のオンラインMTGルームから退出できないというルールをゲーム感覚で設けてくれました。
あとは無言作業タイムにならないように、BGMとして某有名アニメの逆転のシーンで流れる曲を流していたり……(笑)。どんなときも遊び心をもって取り組むし、逃げない強さもあるチームだと思います。
SHIFTを引っ張っていくような人材に出会いたい
小林:私は新卒の方にこそ、今後のSHIFTのカルチャーの担い手の中心となってほしいし、なるべきだと考えています。
ますます成長をつづけるSHIFTという大きな組織の屋台骨となって、みんなを先導していくような人たちになってほしい。SHIFTの未来のために、そういうことができる人を、私たちは採用していかないといけないのだと、心から思っています。
右田:私も同じ気持ちです。
加えるなら今後IT業界、とりわけDXの領域でなすべきこと、まだまだ山積みだと思うんです。SHIFT全体のミッションとして大きく打ち出している
「IT人口を増やす」という重要な社会命題を、私たちは担っています。
つまりSHIFTが新卒採用に注力し、多くの学生さんたちにIT業界に携わりたいと思っていただくことが、ひいては日本の未来を良くすることに繋がっていると言っても過言ではないのかな、と。
また個人的な想いで言うと、新卒採用とは自己実現の一つの手段でしかありません。もしご縁がなかった学生さんとも、まわりまわってご縁が繋がっていくこともあるかもしれません。
だからこそ、SHIFTを知ってくださったすべての学生さんと、責任をもって真摯に向きあっていきたいと思いますね。
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