標準化に重きを置いたQAの進め方~いつ?どこで?使うのか 後編~
はじめに
こんにちは。株式会社SHIFTのエンターテインメントサービス部の大和田です。主にゲーム開発のテスト(QA)のプロジェクトマネージャーをしております。
まずは今までのおさらい記事
標準化に重きを置いたQAの進め方~標準化とは~
標準化に重きを置いたQAの進め方~いつ?どこで?使うのか 前編~
今回は前編からの続きとなります。
属人化はなぜダメなのか
標準化のメリット/デメリット
について説明していきたいと思います。
属人化はなぜダメなのか
まずは属人化について簡単に話しておきましょう。
属人化とは標準化とは逆に特定の人がスキルや作業について習熟している状態で、業務のベテランになっていくことです。
これだけを聞くと「え、属人化も悪いことないじゃん!」となるのですが、
それが特定の人だけに偏ってしまい、業務の共有や継承の妨げになってしまうことが問題点です。
なので、標準化を行いたい!と思った場合においては属人化してしまうと、「標準」が浸透しにくくなってしまうという点において、リスクとして考えています。
さて、前回からここまで標準化のメリットを多分にお伝えしてきましたが
そうなると逆に「デメリットはないのかな?」なんて不安になりますよね。
実際標準化にもデメリットは存在します。
それでは最後に標準化のデメリットについて
考えていきたいと思います。
標準化のデメリットについて
まずお伝えしておきたいのですが、デメリット=完全にネガティブ というものではありません。標準化が適していない場合や別の課題が潜んでいるというようなニュアンスで捉えておくと、視野が広がると思います。
標準化のデメリット
意識的なデメリット
業務の形骸化、作業への注意力、意識の低下
標準化に不向きな業務
短期間しかない業務、少人数の担当制の業務、元々が単純な作業
毎回ユニークな作業
その他ネガティブ要素
熟練者が育ちにくい、例外範囲の見落とし新しいシステム、業務フローが発生した場合に標準化の改修コスト発生
上記を見て、どのように感じますか?
私は標準化を適用すべき場面や個所がミスマッチしていることが、
デメリットやネガティブ要素として表面化しているように思います。
これは標準化に限ったことではないですよね?
何事においても適材適所があるものです。
今回は
属人化はなぜダメなのか
標準化のメリット/デメリット
について考えてみました。
イメージ出来ましたでしょうか?
標準化のメリット/デメリットを把握して標準化を効果的に活用していきましょう!
次回は架空のアクションRPGゲームを題材にPJT管理者目線で、どのような標準化したテスト(QA)を行っていくかをテーマにお伝えしたいと考えています。
それでは次回またお会いしましょう。
※画像はすべてフリー写真素材ぱくたそ
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