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DX戦略の本質

※本記事は2020年12月の弊社ウェビナーでの内容をブログ化したものです。1年半ほど経ちますが本質は変わっていないと思いますのでブログにUPします。

はじめに

こんにちは。SHIFT DAAE(ダーエ)部の小林です。

突然ですが、DXの取り組みは順調に進んでいますでしょうか?

自分たちの取り組みや推進度が順調か?と聞かれると、ぱっと回答しにくい方も多いのではないでしょうか。 今回は、先日「SHIFTが考えるDX戦略の本質」と題してお話ししたときの内容をまとめたいと思います。

DX≠デジタル化。DX構成要素は6つに整理され一連の活動を弛まずに行うことが重要

早速ですがDXの定義と構成要素を整理していきたいと思います。

DXをデータ活用やデジタル化を進めることととらえている方もいるのではないでしょうか。 しかしDXとは単なるデジタル化ではありません。最終的にビジネスにおいて競争優位を確立することが目的です。

経済産業省DXレポートによるとDXとは

①外部エコシステム(顧客、市場)の破壊的変化に対応して、
②内部エコシステム(組織、文化、従業員)の変革を牽引して、
③第3のプラットフォーム(クラウド等の先進技術)を活用して、
④新たなサービス、ビジネスモデルを通じて、
⑤顧客エクスペリエンスの変革を図って価値を創出し、
⑥競争優位の確立すること

と定義されています。
この定義を図にしてみると以下のようにあらわせます。

競争優位の確立に向けて一連の活動を弛まずに取り組むことが重要です。

余談になりますが、経済産業省のDXレポートは「このままではDXの崖が迫っている」と警鐘を鳴らしている点にクローズアップされがちで、 かつ、レポートを読むと分かりますが意外と守りのITにフォーカスされています。確かに攻めのITの裏にある守りのIT対応が現ビジネスを支えているため重要性が高いことは否めませんが、DXの真の目的は「競争優位の確立」であり、DX推進は「売上やシェアUP」など純粋なビジネス競争優位の確立にこそフォーカスするべきと考えます。

DXを体現するSHIFT SHIFTの成長自体がDXそのものである

さて、DXの定義や要素を整理しましたが、実は弊社SHIFTはDXを体現しているのではないかと考えています。

SHIFTはソフトウェア品質/テストの領域で、外部変化に対応し内部変革を牽引しながら、ソフトウェア品質保証のデファクトスタンダードを開発することで価値を創出し、優位性を確立しました。この2010年頃から2019年頃までの「ソフトウェアテストといえばSHIFT」のタグラインに表される企業活動自体がDXであるととらえています。

2019年よりタグラインを「その常識、変えてみせる。SHIFT」と変えてIT業界の常識破壊を打ち出しており、今後はソフトウェア品質/テストに限らずに品質軸で様々なIT改革を支援し、DX推進を通じて圧倒的トップベンダーを目指しています。

SHIFTが考えるDXの本質

SHIFTは『「判断」と「作業」の分解を徹底』、『多様な採用手法や高スキル人材育成の仕組化』、『従来型手法にとらわれないDAAE構想の徹底推進』、『攻めと守りの両立』、 『「競争優位の確立」へのこだわり』を重視しています。これらを継続的に弛まず実行すること、および、実行状況の可視化を徹底することです。

一見DXと脈略がないように見えるかもしれません。 しかし、判断を行う職人を圧倒的なビジネスを推進する人材、攻めの人材と置き換えてみてください。 作業としてオペレーションを標準化すること、数値計画での補完、ツールや作業者での代替、自動化、もちろん今後ますます広がる技術ツールや自動化メソドロジーを如何に取り込むかが重要になってくるでしょう。

そして従来型の枠におさまらないIT人材が必要になってきます。システム開発者が採用ペルソナとは限りません。上流社内SEが育成ペルソナとは限りません。 ビジネス変革にそったペルソナを設定し、採用や育成にも徹底的にこだわって仕組み化することが重要です。

そして新技術を活用してビジネス展開をする際にはDAAE思想による推進が重要です。 従来のようにPOCのような各種検証をして判断するのではなく意思決定できるレベルのプロダクトをカジュアルに作り、サービス提供スピードにこだわり、顧客接点を強化する。 当たり前のようですが内部エコシステムの変革が必要な企業も多いでしょう。

競争優位性として「売れるサービス」にこだわり、攻める一方できちんと守りにも目を配る。 ただし、直近ではコロナ禍における外部エコシステムの変化をも取り込んで攻めの施策を徹底的に行う。 ただ”それをやっている”というだけにせず、継続的に実行し実行状況の可視化を徹底する。こうした活動は前述したDXの要素と同じだと考えています。

SHIFTのDXコンサルティング DXへのシフトを全範囲でサポート/ナビゲート

DX推進においては、守りの『投資』、『人材』、『技術』を、『新たな価値の創造」へシフトさせることが重要です。そのための計画と実行、そして実行状況を測定して可視化し、状況に応じた見なおしを逐次行います。この一連の活動におけるコンサルティングから実行支援までをSHIFTがご支援可能です。

終わりに

冒頭で説明させていただきましたとおり、SHIFTは市場に合わせて常に変化し続ける会社です。「ソフトウェアテストといえば、SHIFT」から、皆様のビジネスの成功にコミットする会社として、「売れるサービス作りといえばSHIFT」を目指していきます。

また、SHIFTは「DXの第一想起企業」になるべく、世の中の変化にあわせてサービスを進化させて皆様にお届けします。

今後も、ご期待ください!

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執筆者プロフィール:小林 哲也
SHIFTに入社後、品質テスト分野で流通業組織をリードし、SHIFTで初となるコンサルティング組織の立ち上げを行う。

現在はデジタルサービス領域を統括する立場として、お客様のDX推進やIT開発支援、また「売れるサービスづくり」を目指した新たなサービス/プロダクトの立ち上げから、難易度の高いビジネス推進を担うコンサルティング部およびDAAE(ダーエ)部を掌握する。

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