SAPサービスグループ教育チームの1年の活動
はじめに
こんにちは。株式会社SHIFT 基幹・ERPサービス部 SAPサービスグループの八木です。SAPサービスグループの社内教育を担当しています。
SAPサービスグループでは、毎月の中途入社者向けSAP基礎研修、6月の新卒向けSAP基礎研修など年間を通じて様々な研修及び学習教材の提供を行っています。
このブログでは、2024年1年間の活動を振り返り、SAPサービスグループ教育チームの1年の活動、その活動に込めた思いをお伝えします。
この記事の想定読者
SAPサービスグループ教育活動の3本柱
SAPサービスグループでは3つの基本的な教育活動を行っています。
SAP基礎研修
若手サポート
3分動画の配信
これらの活動を通じて、「SAPを全く知らなかった人」が「SAP案件で活躍できる人」になれるようサポートしています。
SAP基礎研修
SAPサービスグループに配属された方が最初に受講する研修です。この研修を通じてSAPの「超」基礎的なことを学び、身に付けます。今年は、他部署からSAPに興味のある方を受け入れた研修なども行っており、研修受講者の延べ人数は11月末までで112人になりました。 (新卒研修受講者を除く)
1か月間で2回開催した月もあり、かなりの人数になっています。1年間で100人以上のメンバーと知り合うことができるというのも教育チームの醍醐味だなと思います。
若手サポート
2卒入社等の若手メンバー向けに実施しているサポート活動です。初めてSAPの案件に配属されたメンバーの不安をやわらげ、現場のサポート負荷を軽減するために実施している活動です。
この活動で、個人的に、意識して伝えたいと思っていることが以下の2点です。
全体感を把握することを意識すること
技術的な深堀に興味を持つこと
全体感を把握することを意識する
出社して業務を行っていた時には、メンバーの表情や、現場で行われる様々な「会話」から断片的に情報を拾うことができ、プロジェクトの「全体感」や「空気感」をなんとなく感じられることが多かったと思いますが、リモートワークだと、「全体を意識して業務に取り組む」ことがしづらくなっているように感じます。
全体の状況がわからないままだと、「言われたことをそのままこなす」だけになり、成長につながりません。そこで、「今の作業の目的は何か」「プロジェクト全体においてどんなタスクか」といった質問をして、プロジェクト内での自分の役割を意識してもらいます。また、「この機能はユーザーの業務でどのように使われる予定か」といった業務目線の質問をすることで、自分の仕事がプロジェクトで果たす役割を俯瞰的に考えてもらいたいと考えています。これにより、生産性や品質への意識が高まり、プロジェクトでの活躍につながると期待しています。
技術的な深堀に興味を持つ
また、リモートワークによって「雑談の中で得られる豆知識」のようなちょっとした技術的な情報なども得づらくなっていると思います。技術的な質問があった場合には、できるだけたくさんの関連情報も伝えて、技術的な深堀にも興味を持ってもらえるようにしています。
1年間で25名、合計90回以上のサポートを実施
多くのメンバーがサポート不要なレベルまで成長し、無事に卒業していきました。今後の案件での活躍が楽しみです。
3分動画
週1回教育チームから何かを発信しようという活動を検討する中で、「S/4HANA Fioriの使い方を知りたい」という声に応えて始めた活動です。3分~5分の短い動画で、伝票登録やマスタ登録などアプリケーションの使い方を伝えています。
これまでに57本の動画配信を行っており、かなり資料として蓄積されてきました。 これまでに、SD,MM,FIでよく使う業務トランザクション系のアプリケーションは一通り録画を終えました。Best Practiceをもとにした操作シナリオも作成済みで、使い方がわからない人でも動画を見ながら業務に沿った操作を習得できるようになっています。
現在は、マスタ登録に関連するアプリケーションの紹介動画を順番に作成・公開しています。また、Learning Hubを使ったSAP認定試験に向けた学習のまとめ情報なども発信しています。これからも隙間時間の勉強の役に立てるように発信を続けていきたいと思っています。
グループに教育チームが存在する意義
SHIFT全体の研修を推進する部署とは別に、デリバリーグループの中に「技術教育専門」のチームがあるのは、SHIFTでもかなり珍しいケースです。それだけ、SAPの技術・知識習得が、SAP案件獲得に必要不可欠であり、重要なことであるということだと考えます。
メンバーの成長=グループの成長であり、双方にとって教育に力を入れている環境はWin-Winの状態であると言うことができると思います。
この環境をメンバーに活用してもらえるように、教育チームが積極的に活動を行うことで、売り上げに貢献していきたいと考えています。
終わりに
先日、小学4年生の息子が、「3年前に引っ越したお友達がもうすぐ戻ってくる、すごく長い間会っていないから早く会いたい」と言っていました。 10歳の息子にとっては人生の3分の1の時間離れていたということになるので、相当に長い時間に感じるんだろうなと思いました。
私がSHIFTに入ってからも3年経ちました。40代の私にとって、3年は、ほんの短い時間に感じますが、この3年、振返ってみると、それなりにいろいろなことを成し遂げてきたようにも思います。
この記事を書くにあたって、1年間の活動を数字で整理したところ、どれもかなりの数になっていて驚きました。ひとえに1年間ともに頑張ってくれたチームのメンバーのおかげです。
皆さんも、振り返ってみると、できることが増えていることに気づくかもしれません。ぜひ1年の成果を振り返ってみてください。
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PHOTO:UnsplashのMohamed Taher Sebri