【リファラル採用】社内コミュニティを作る?王道のKGIに対する、私たちのKPI
はじめに
こんにちは。SHIFTリファラル(社員紹介制度)採用担当の沙織です。
以前の記事で、リファラルでの紹介数が1.6倍になった施策をご紹介しました。
参考記事:【SHIFTの採用施策編】リファラル採用の成功のカギは、運営サイドへの親近感醸成。自ら看板となり告知することで、紹介数が1.6倍に!
今回の記事では、私たちが日頃どのようなKGI・KPIを設定の上で業務にあたっているのか、そしてその中で重要な「社内コミュニティ」づくりについてお伝えしたいと思います。
ズバリ、SHIFTのリファラル採用で現在目標にしているのは...
KGIにしているのは、どの企業でもおそらくそうであろう「入社数」です。ちなみに今期は既に55名と、FY22の102名を超えるスピード感で採用が決定しています。過去の数値をみても年々リファラル採用の数は伸びてきていますね。
肌感覚ではありますが、リファラルで入社された方の離職率が低いという点は現場も人事も感じているところです。入社前に信頼できる知人から話を聞いているのでミスマッチがすくないのでしょう。
さて話を戻して、KPIとしては「紹介数」を設定するのが王道かと思うのですが、私たちは紹介の前段階にも着目。
紹介数だけでなく「リファラルエントリー数」も現在はKPIとしています。エントリーとは具体的に、社内のチャットツール上にある“リファラル部”に参加してもらうこと。興味をもってくれた社員が今すぐに紹介はできなくても、最初の一歩をふみだしてもらえるための場をつくりました。
“リファラル部”という名称ではありますが、部署や部活とは違い、人が集まる「グループ」という意味合いです。
目標としては全社員にリファラル部に参加してもらい、社内で最大級のコミュニティにすること。入ってよかったと思ってもらえる部に成長させることを目指しています。
2,000人のコミュニティの作り方、情報発信
2022年4月に「リファラル部」を作った当時から今を振り返りたいと思います。
まず人事全員に入ってもらった後、全社アナウンスを開始しました。
具体的には社内ポータル・社内ラジオ・全社メールでの発信など。
最初の1週間で100名ぐらいが集まったでしょうか。
こうした社内に対するマス向けアナウンスは、現在も定期的に行っています。バナーの掲出、四半期に一度の社内ラジオ出演など。
ラジオのパーソナリティはSHIFT役員。役員とコミュニケーションをとりながらの発信は、上層部のコミットも示せる意味でただの発信以上の影響力を感じています。
そのほかに、70~100名規模で開催される部署毎の月例会等にもお邪魔しています。10分ほど時間をもらって、リファラル採用の実績とお礼を伝えながら、
なぜこれほど力を入れるのか
→組織も、紹介された人も、紹介した人も嬉しい三方よしの施策である
リファラル部に参加することのメリット
→報奨金などキャンペーンの対象になる、紹介の際に必要な採用情報・会社情報が得られる、質問ルームがあり疑問点を解消できる、リファラルに関係なく情報発信もできる
ということを伝えながら、リファラル部への参加を促しています。
ちなみにリファラル部のチャットルームには、紹介事例を毎日発信する用、質問用、採用/イベント情報の発信用、採用に関するもの以外も含めあらゆる情報を発信する用の部屋、があります。
最後の部屋については、ある社員がリファラル部に参加している他社員の力を借りたいときに自由に投稿できる部屋でもあります。
部署の垣根を越え、リファラル採用という依頼に応えてくれた協力的な社員が集まった場の力を、採用以外にも活用してほしいという思いがあったから。
私たち運営側も毎日なにかを発信するという点は大事にしています。アクティブに動いていることで制度の活性化につながるからです。
紹介数が増えてきた。次なる目標は...
四半期に一度はアンケートを回収し、社員の声を集めています。
そこで例えばリファラル採用のWEB案内ページの分かりづらさが挙がれば、積極的に募集しているポジションの情報を整理するなど、基本に忠実な施策は地道にやっています。
一方で、友人知人を紹介してくれた紹介者や、リファラル採用を通じて入社した方へのヒアリングにも注力しています。紹介に至ったパターンはいくつかありつつも、あくまでリファラル採用は人と人とのコミュニケーションで、細かな当時の状況は人それぞれ。一人ひとり真摯に向き合っています。
紹介してくれる人と、そうでない方との差が出てしまうこともあり、制度に興味のない社員に興味をもってもらうというのも難しい点です。
コミュニティをつくって1年。少しずつ紹介数が増えてきたものの、リファラル部の活性化はまだまだ伸びしろがあると感じています。
まずは社内No.1規模のコミュニティを目指しています。次に気軽に情報発信したり協力を依頼できる場所として認知されるようになる。そして依頼にこたえる人がどんどん増えて手を貸し合う文化が醸成されていく。
助けあう仲間が集まる場所が「リファラル部」であり、結果的にリファラルという言葉に毎日触れることになる。何事にも協力的な彼らを後押しするような、例えば「知人との食事補助」等の施策でよいサイクルを回せたらと思います。
友人、親、兄弟、子どもに紹介できる会社であるために、それぞれが当事者意識をもって「いい会社」づくりの主体者になってもらうことまでも目指し、リファラル部が採用以外でも会社に貢献しうる場となるようにしていきたいですね!
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