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頭脳の格闘技 将棋で脳に汗をかこう! ~ ITエンジニア必見 将棋でスキルアップする方法とは?~ SHIFT将棋部|SHIFTのブログリレーDAY.11

ーこの春、頑張るあなたを応援したい!ー

こんにちは!SHIFTの公式note「SHIFTグループ技術ブログ」編集部です。
この春、新社会人になられた方や、転職など新天地でのスタートを切られた方など、今を頑張るすべての方へ(勝手に)エールを贈りたい!
今自分たちがもっているノウハウや経験を、書いてつないで、頑張るあなたに届けたい!そんな、“おせっかい心”から生まれた企画です。

・GW明けから勝負本番!良いスタートダッシュを切りたい!
・新人扱いしてもらえる今のうち!やっておくべきことは?
・みんなが優秀に見える・・・これから大丈夫かなあ。

そんなさまざまな気持ちに、社会人の仲間として、ときには少し先輩として、SHIFTの公式ブロガーたちが全力であなたに伴走します。
少しでも、今を頑張る方の前へ進む力になれますように。
みなさまにご一読いただければ幸いです!《開催期間:5/1-25》

DAY.10
我が強いのに内弁慶な私が気持ちよく働くためのライフハック



はじめに

こんにちは。スクラムマスターおよび将棋三段の伊藤です。
SHIFTで発足した将棋部に所属しています。

今回は、SHIFTの部活動紹介で将棋部の紹介をいたします。
将棋の魅力、ITエンジニアが将棋を学ぶメリットそしてSHIFTの将棋部発足から初の公式戦参加までをお届けします。
是非、SHIFTの将棋部に興味を持っていただければと思います。

将棋とは

将棋部の紹介の前に、将棋というゲームそのもののと魅力についてお伝えしたいと思います。

将棋は藤井聡太六冠(執筆当時 2023年4月)の大活躍もあり、注目を集めていますが、その歴史は古く現在の形になったのは15~16世紀と言われています。現在でいうプロ棋士が誕生したのは江戸時代の400年以上前の1612年になります。

将棋は1対1で交互に行う運要素が無いボードゲーム(二人零和有限確定完全情報ゲーム)となっており、勝敗は完全に実力によります。
また、日本将棋はチェスなど海外の将棋では見られない相手のとった駒が使えるという独自の持ち駒ルールにより、圧倒的に奥深い魅力的なゲームとなっています。

SHIFTにおける将棋の魅力は、 「脳でめちゃくちゃ汗をかく」ことでクレドを体現できるところです。頭脳の格闘技です。カロリーも消費します。
プロ棋士は対局後に数キロ痩せるそうです。

そして、将棋における研究・対局・分析・検討のサイクルの中で、ビジネスでも直接活かせるPDCAサイクルを体感することができます。

将棋はビジネス界のアスリートとして最適な嗜みであると言えます。
趣味がそのまま仕事に役立つ将棋部はどのように発足して、どんな活動をしているのでしょうか。

よもやま話

将棋は既に人類よりAIの方が強くなってしまいました。
よちよち歩きだった将棋AIは2013年にプロ棋士を破り、2017年には名人も敗退しました。
ちなみに羽生九段は1996年に雑誌のアンケートで他の棋士が『将棋棋士がコンピュータに負ける時代はこない』と予測する中、『2015年に将棋棋士がコンピュータに負ける』と予測していました。
先を読む力が優れていますね。 https://shuchi.php.co.jp/article/6686?p=3

SHIFTの将棋部発足

SHIFT将棋部の歴史は意外と浅く、2021年に遡ります。
そのなりたちは、21新卒研修の打ち上げにて午前3時頃突如始まった将棋大会にその場にいた全員が巻き込まれて設立されるというSHIFTらしい?ものでした。

青空将棋や、将棋バー巡りといったゆるいながらも精力的な活動をしつつ

公認部活となり、部員数を増えてきたところで、いよいよ公式戦に参戦することになりました。

職団戦に参加

アマチュア向けの将棋大会は様々ありますが、職域団体対抗将棋大会(職団戦)は123回もの歴史を誇ります。同一職場で、1チーム5名で編成します。
こちらに参加すると社会人将棋部として一人前になった感があります。

クラスがS~Fに分かれていますが、初出場のSHIFTはFクラスから参戦です。なんとFクラスだけでも80チームもあり、S~Fクラス合計で316チームが参加したそうです。

SHIFT将棋部の代表5名が参戦です。会場はアリーナ立川立飛です。
ちなみに扇子は、123回を記念して?参加賞として配られた『ひふみん』こと加藤一二三九段の扇子です。

トーナメント表 SHIFT将棋部は58番。
何故か55番の厚生労働省と戦いたいという意見があがります。
反対のブロックには吉本興業が参加していました。

メンバー交換用紙を提出して、いざ1回戦です。

VS 監査懇話会棋友会(3勝2敗で勝ち)

  1. 牛島 ×

  2. 野村 ×

  3. 小澤 〇

  4. 深井 〇

  5. 松田 〇

見事1回戦を突破! 対戦相手の『監査懇話会棋友会』は一企業所属ではなく、歴代監査役が300人ほど集まって作られた『監査懇話会』の内部に作られた将棋部とのことでした。平均年齢はなんと70歳以上とのことで、平均年齢30前後の我々とは二世代違うということになりました。

実力は全員初段前後と推測されます。
こちらの若さもあってか、みんな将棋を指せるのが楽しくて仕方がない様子で、非常によい雰囲気で開戦に至りました。

なんとか勝ち越し、初戦突破。
全く歯が立たないパターンも想定していたので、まずは最低限通用することがわかって一安心です。そして2回戦へ。

VS イー・エス・ティー(1勝4敗で負け)

  1. 野村 ×(相手は元学生竜王)

  2. 牛島 ×(相手は女流なんかのタイトル持ち)

  3. 小澤 ×

  4. 深井 〇

  5. 松田 ×

残念ながら2回戦敗退。 Fクラスなのに強すぎではとも思いますが、完全に格上でした。塾講師の集団ということで、しっかり基礎を固めた将棋が印象的でした。

Fクラスの強さはやはり初段ぐらいが平均のようなので、くじ運一つでベスト4ぐらいまでは勝ち進める可能性があったとも言えます。
オーダーも大事で、格下に絶対負けないタイプと、格上にも一発入れうるタイプなど棋力の方向性によっても戦略の立て方が変わってくるという話でした。

次回は秋、10月7日(土)に開催とのことですので、部員数も増えたので日々の鍛錬を行い複数チーム参加し、1つでも上を目指します。

よもやま話

漫画「3月のライオン」をご存知でしょうか。アニメ化、神木隆之介さん主演で実写映画化もされたのでご存じの方も多いかと思います。
こちらは、青春漫画、グルメ漫画のようですが… 将棋漫画です。

なんと主人公の高校の先生方が職団戦に参加するエピソードがあります。
とても丁寧に取材したと思われる描写と、対戦相手に作者 羽海野チカ先生の代表作「ハチミツとクローバー」に出てくる「藤原デザイン事務所」が登場し、ハチクロのその後が描かれるというサプライズがありました。

筆者はハチクロも読んでいたのでびっくりした記憶と職団戦に出てみたいという気持ちが強くなりました。ちなみに14巻です。

将棋とITエンジニア

ここまで読んでいただきありがとうございます。
将棋 なかなか面白そうだな、始めてみようかなと思っていただけると幸いです。

この春ITエンジニアデビューをされた方も多いと思いますので将棋を学ぶことで得られる(?)ITエンジニアのメリットを紹介して更に背中を押してみます(強引じゃないかという突っ込みは甘んじて受けます)

  1. 論理的思考力の向上:将棋は、勝つために相手の動きを予測し、自分の駒の配置や戦術を最適化する必要があります。これにより、論理的思考力が向上し、問題解決能力が身につきます。ITエンジニアとしても、問題解決力が求められることが多いため、将棋を通じて得られる能力は非常に役立つことでしょう。

  2. 集中力の向上:将棋は、相手の手を読み、最善手を考えることが必要です。そのため、集中力が養われ、ITエンジニアとしても、複雑なコードを書いたり、問題解決に取り組む際に役立ちます。

  3. 勝利への執念の向上:将棋は相手と戦い、勝利することを目指します。
    このようなゲームを通じて勝利への執念が高まり、ITエンジニアとしても目標達成に向けた熱意が増すことでしょう。

  4. 判断力の向上:将棋では、相手の狙いや局面の評価などを正確に判断することが必要です。これにより、判断力が養われ、ITエンジニアとしても、意思決定や判断力の必要性が高まる業務において、役立つことでしょう。

  5. 忍耐力の養成:対局中に落ち着いて局面を見極めるためには、忍耐力が必要です。また、一度不利に陥っても諦めずに挑戦し続ける粘り強さが求められます。ITエンジニアとしても、長期的なプロジェクトや困難な課題に対して、落ち着いて対処することができるでしょう。。

  6. 瞬発力・決断力の向上:将棋は、限られた時間内に最適な手を打つ必要があります。これにより、瞬発力や決断力が養われ、ITエンジニアとしても、即座に問題に対処する能力が高まることでしょう。

  7. 先を読む力の向上:将棋では、相手の次の手を読み、最善手を考えることが必要です。これにより、先を読む力が養われ、ITエンジニアとしても、将来的なトレンドやニーズを予測し、先回りした対策を打つことができるでしょう。

  8. クリエイティブ思考・独創性の向上:将棋は、相手の予想を裏切るような新しい戦略を考える必要があります。そのため、クリエイティブ思考力が養われ、ITエンジニアとしても、問題解決や新しいアプリケーションの設計に役立ちます。

他にも感想戦などでコミュニケーション能力の向上、棋書を読むことで読書力の向上、他のゲーム同様にストレス解消効果もあり、脳に汗をかくことでカロリーを消費しダイエットにもなる(?) しかも始めるのに費用はほとんどかからないという夢のようなゲームになっております。

職場に将棋部があるという方は是非、入部をご検討してみてください。
また、職場に将棋部がない方は職団戦参加を目標に立ち上げてみてはいかがでしょうか。
組織を作るということはビジネスにおいてとても貴重な経験になるはずです。

よもやま話

将棋は二人零和有限確定完全情報ゲームのため完全解析すれば先手必勝、後手必勝、引き分けということが確立されます。
しかしながら、将棋は局面が10の68~69乗あるとされており、現在のコンピュータでは10の30乗でも解析に3億年かかる(コンピュータ将棋基礎情報研究所より)と言われていますのでシンギュラリティ(技術的特異点)などが発生しないと難しそうです。


執筆者プロフィール:伊藤 慶紀
大手SIerにて業務用アプリケーションの開発に従事。 ウォーターフォールは何故炎上するのか疑問を感じ、アジャイルに目覚め、 一時期、休職してアメリカに語学留学。 Facebookの勢いを目の当たりにしたのち、帰国後、クラウド関連のサービス・プロダクト企画・立ち上げを行う。
その後、ベンチャーに転職し、個人向けアプリ・WebサービスのPM、社内システム刷新など様々なプロジェクト経験を経てSHIFTに入社。 趣味は将棋、ドライブ、ラーメン、花火、読書など

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