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わらしべ長者とキャリアアップとSalesforceと|SHIFTのブログリレーDAY.12

ご挨拶

こんにちは!株式会社SHIFT カスタマーサクセス部 Salesforceグループの大下と申します。カスタマーサクセス部という、お客様に寄り添った様々なサービスを提供させていただいている部の中で、Salesforceという製品を担当しています。Salesforceってなんだろう?と気になった方は、ぜひともこちらをご覧ください。

今回は、わらしべ長者というお話とともに、キャリアアップについて考えてみたいと思います。

執筆者プロフィール:大下 亜希子
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自称・Salesforceの使い手
● SHIFT歴:1年半 Salesforce歴:3年半
● Salesforce資格
 ◦ アドミニストレーター
 ◦ Platform アプリケーションビルダー
 ◦ 上級アドミニストレーター
 ◦ Sales Cloud コンサルタント
 ◦ Service Cloud コンサルタント
 ◦ Experience Cloud コンサルタント
 ◦ CRM Analytics and Einstein Discovery コンサルタント
● 最近のできごと:健康保険組合の保養所で、生まれてはじめてフグを食べて感動した
● 最近見出した技:キャンプにYogiboを持参して太陽の下でお昼寝すること


わらしべ長者

いきなりですがみなさん「わらしべ長者」ってご存知ですか?

貧しい男が観音様に「初めに触ったものを大事に持って旅に出よ」とお告げをいただき、藁を拾って藁の先にアブをつける。そしてそれがみかんになり、みかんは反物となり、反物は馬となり、馬が屋敷になり、男は裕福な暮らしを手に入れることができた というおとぎ話です。原話は今昔物語集にあるとも言われています。もともとのお話的には「運とタイミングに恵まれた男」の話ではあるのですが、意外と人生に大切なことが集約されている と私は考えます。

ただの物々交換の話ではない

お話のとおり、藁が最終的には屋敷になります。ですが、はじまりは「貧乏から逃れたい」という思いであり、観音様のお告げを信じる力、藁の先にアブをつけるという工夫、場面場面で人から話しかけられる人となり、馬に水を飲ませる機転、5年屋敷を守る根気強さがなければ、この物語は成立しません。ラッキーで成り上がったというよりは、この男の素養があってこその物語なのではないでしょうか。この男がただ願うばかりで自分から何もしない人間だったら、きっと誰からも物の交換をしてもらえなかったことでしょう。「もらう」ことだけに固執しないこと。そして「まずは物々交換をしたい と思ってもらえる人間性を養う」ことも大切なことのひとつだと感じました。

「渡す」と「もらう」

この物語の大前提として「渡す」と「もらう」行為があります。「渡す」と「もらう」は人生そのものです。お金を払うことでものや体験を買うことができる。働くことで報酬が得られる。感情を渡したりもらったりすることで、人間関係が生まれる。就職や転職などキャリアアップについても、同様です。自分の価値を会社が欲しいと思い、会社の価値を自分が欲しいと思うことで就職や転職が成立する。まさに「渡す」と「もらう」のやり取りです。

あなたにとってのキャリアの源流はなんですか?

お話の冒頭で観音様が「初めに触ったものを大事に持って旅に出よ」と男に告げます。みなさんにとって、社会に出て初めに触れたものはなんですか?新卒の方にとっては、今過ごしているこの時間がそうですよね。私にとって初めに触れたものは、福祉の世界です。高校生のときに介護福祉士の資格を取得し、それを握りしめて社会に出ました。人生を終えようとしている方々に温かいサービスを提供できるよう、残存機能を少しでも長く活かして生活の質を保っていただくよう、試行錯誤の毎日でもありました。「型にはまったサービスではなくオーダーメイドのサービスを提供する大切さ」「言われたことをただこなすだけではサービスとはいえない」「何気ない会話に生死に関わるほどの大切な情報が潜んでいる」などなど、現場で得たものは、まさにカスタマーサクセスの基本といえることで、IT業界に転職した今でも自分の源流として大切にしていることのひとつです。

私のわらしべ長者物語

その後、PCを使った仕事に興味を持ち、事務の仕事にスキルチェンジをします。派遣の事務として、少しずつできることを増やして資格も取得しながら時給や自分の価値を高めていきました。そして自分が得た技術や体験・心構えみたいなものを色々なこと・ものに替え続けていくうちに、新たな世界に踏み込んでみたくなりました。それがIT業界であり、Salesforceという製品との出会いです。

今までなんでもそつなくこなして来た私ですが、前職の研修ではじめてSalesforceに触れ、それはそれは盛大に落ちこぼれることになります(盛大に落ちこぼれた、の詳細については、そのうちまたブログに書こうと思います)。どうにかこうにか乗り越え、無事研修を終え、いくつかのプロジェクトに参画し、2年で退職した後にSHIFTに転職しました。SHIFTに転職してから、プロジェクトへの参画以外にも、イベントへの登壇やブログ執筆、新サービスの考案や新しくジョインされた方のオンボーディング担当など、周りの方々の助けていただきながら、様々なことを任せていただいております。任せてもらえている分、もっと貢献したい!という思いになります。

SHIFTに入社してから約1年半で、ありがたいことに大幅に昇給もしました!実質的な喜びはもちろんありますが、自分の実績を上司がちゃんと見てくれている、という嬉しさもあります。自分が上司に見てもらえている分、自分もメンバーのことをちゃんと見ていよう!と思うことができます。SHIFTにいると「渡す」と「もらう」のサイクルがとても速いことに驚きます。キャリアアップをするためには、自分の心構えだけではなく環境も大切なんだなーとしみじみ実感する日々です。

Salesforceとキャリアアップ

Salesforceの仕事に就いていることも、大きくステップアップができた一因かと思います。事務や接客などのお仕事をしている方は、Salesforceの勉強を始めてみるのもキャリアアップのきっかけになるのではないでしょうか。SalesforceにはPathfinderというリスキリングの制度があって、未経験の方でも応募ことができるんですよ。もちろん、学ぶことはたくさんたくさんあって「未経験でも簡単にキャリアアップできますよ!」なんて無責任なことは言いません。ただ、苦労した分だけ未来は開けますので、興味がある方はぜひともSalesforceについて、Pathfinderについて調べてみてくださいね。

まとめ

新しい日々が始まって毎日を過ごすだけでもエネルギーが必要なのに、さらにキャリアアップしていくとなると、もっともっとエネルギーが必要となります。ただ、がんばったことは決して無駄にはなりません。ぜひみなさんも、初めに触ったものを大事に持って旅に出てみてください。初めて掴んだ藁が、みなさんにとって最高に価値があるもの・ことにいつか変わりますように。



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