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RSGT(Regional Scrum Gathering Tokyo)2022参加レポート

こんにちは、新卒新米スクラムマスターの金子 碧です。

今年の初めにおこなわれた Regional Scrum Gathering℠ Tokyo 2022(RSGT2022)というカンファレンスへ現地参加してきました。

社外のイベントに参加するのは初めてで、とても緊張しましたが、終わってみれば「楽しかった!」ですし、たくさんの学びやパワーを得ました。

今回はその中でも強く印象に残っているものを紹介したいと思います。

RSGT2022の概要などは下記ページをご参照ください。 https://2022.scrumgatheringtokyo.org/


Day1 フリカエリ星人との邂逅 ~ふりかえりのお道具箱&お悩み相談~

スクラムのイベントの1つである「レトロスペクティブ」について、悩みやTIPSを参加者から集め、フリカエリ星人がお悩みに回答、TIPSの紹介、コメントをしていくという内容でした。

3日間様々なセッションに参加した中で、最も面白かったセッションです。

なぜ面白いと思ったのか

「セッションの登壇者と参加者、双方で作るセッションだったから!」というのが大きかったと思います。当日はMiroやDiscordを使い、様々な意見やアイデア、コメントで溢れていました。

他のセッションはセッションで、登壇者の方の何ヵ月、何年分の経験がギュッと数十分に凝縮された発表を聞くことができ、大変興味深かったのですが、当日その場で場を作り上げるというのは、違って見えました。

学び

このセッション中一番持ち帰りたいと思ったのは、「ファシリテーターであるスクラムマスター1人で頑張りすぎない」ということです。

なぜなら今、私自身が苦戦しているものの一つだったためです。 昨年秋頃より、スクラムマスターとしてレトロスペクティブなどのファシリテーターをしているのですが、「議論が活発でない」「次の改善につながることが出ない」「何より毎回この時間を有意義に感じない」等々、もやもやした感覚がありました。

もちろん、有意義な場にするためにはファシリテーターが今回の目的、ゴール、進め方を共有することや、ツールの工夫、質問を投げかけることで、議論を活性化することも必要だと思います。 しかしその一方で、ファシリテーターだけで楽しい雰囲気、活発な雰囲気を作ろうと思いすぎ、かえって緊張し、固い雰囲気になっているかもしれない、と思いました。

最初からチームメンバーにファシリテーターもお願いする、というわけにはいきませんが、できることから少しずつ、チームメンバーをレトロに巻き込んでいけるようにしていきたいと模索中です。

(余談ですが、この時の学びは本で知識を得たときのような”表面的”な学びであり、身に”染みて”学んだのは、また後日別のふりかえりの場でのお話です。)

[本セッションの詳細内容]

Day3 OST - First timerの集い

OSTとは、オープン・スペース・テクノロジーの略で、参加者がそれぞれ相談したいことや議論したいことを持ち寄り、他の参加者は各議論に参加したり、眺めたりと、文字どおり"自由に"場を作る、進行する、参加するというものです。いくつか参加した中で、最もよかったのは、「first timer(初めてRSGTに参加した人)」の集いです。

なぜ面白いと思ったのか

これは一番話しやすかったからだと思います。 冒頭にも書きましたが、社外イベントに参加するのが今回が初めてで、とても緊張、オドオドしながら参加していました。そんな中、同じく初参加のメンバーと話ができ、「緊張するよね」、「どう回ったらいいか分からなくて戸惑った」、「でも楽しい」、「思ったよりも自由、主体的!」など、思いを共有することができました。

また、初参加なだけあり、年齢や経験的にも近しい仲間に出会うことができ、特にスクラムやアジャイルを実践している人は社内同期でも少ない方であるため、貴重な機会になりました。

学び

このセッションで持ち帰りたいと思ったことは、「一旦やってみて、ダメだったら謝る」という事です。先ほど共有した様々な思いのうち、他のfirst timerからも挙がったのは「思ったよりも自由!」という事でした。

例えば私が目にしたことでは、イベント全体の「ふりかえりボード」を運営ではなく、一参加者が設置している(そしてみんな自由に書く)ということがありました。その場でfirst timerの話を聞いていた先輩参加者の方も、「ここで大体のことはしてみて大丈夫。本当にダメなときは教えてくれるから。」とおっしゃっていました。

そうした雰囲気を他の人にも感じてもらえるように行動するというのは中々難しいですが、まずはちょっとずつ自分が「何かあったら謝罪すればいいやの精神でまず試す」を実践していけるようにしたいと思いました。

さいごに

今回参加してみて、また来年も参加したいと感じました。 発表から新しい知識を知る、人と話すことで改めて気づく、自由で主体的そして楽しい雰囲気にパワーをもらう、様々な形で多くのものを得られる場でした。 まだまだスクラムマスターとして歩き始めではありますが、持って帰ったことを少しずつ試して成長していきたいです。

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プロフィール:金子 碧
新卒として2021年にSHIFT入社。 IT未経験で入社当初はアジャイルすら知らなかったが、「アジャイル面白そう!」→「スクラムマスター面白そう!」という流れでこの世界に飛び込む。研修後、2021年秋頃よりスクラムマスターとして日々模索中。

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