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アジャイルチームがストロータワーでチーム・ビルディングをやってみた!

はじめに

こんにちは!QAエンジニアの野口です。

今年2022年4月に第二新卒としてSHIFTに入社して以来、基本在宅ワークなので今年の夏は自宅のクーラーガンガンな空間で業務にあたっています。が、在宅あるあるでしょうか、昨年と比べると8月の電気代が+2000円以上!!小さな悲鳴を上げました。(SHIFTの在宅勤務手当、ありがたや…!)

ということで、急成長中のIT業界の波にもまれながら日々必死にしがみついて業務に取り組んでおります。

そんな中、6月に新しく配属されたチームで先日やった「ストロータワー」のチーム・ビルディングで、さまざまな気づきを得ることができたので、自身の学びの記録もかねて記事にノウハウを書いていきます。これから新しくチームを立ち上げる方や、チーム・ビルディングについて課題を感じている方にもぜひ参考にしていただけたら嬉しいです!

|ストロータワーとは

まずはストロータワーとはどういったものなのかを簡単に紹介します。

ストロータワーは、ストローとハサミ、セロハンテープを用いて、自立可能なできるだけ高いタワーを作成するというワークです。

通常チーム対抗戦で行い、4~6名程度でチームを作り、最も高いタワーを建築できたチームの優勝となります。今回は人数が少なく1チームのみだったため、自分たちとの戦いを行いました。

ゲームを通して、メンバー間で話し合ってチームとしての戦略(方針)を考えたり、役割分担を決めたり、複数回のゲームを通してのPDCAサイクルなどを疑似体験することができます。

|用意するもの

続いて、ストロータワーワークを行うために用意するものをご紹介します。
チームあたりの人数は4~6名程度とし、1時間程度ワークを行う場合を想定しております。

  • ストロー 200本/チーム

  • ハサミ 1本/チーム

  • セロハンテープ 1ロール/チーム

色のついたストローや、セロハンテープの代わりにマスキングテープを数個用意するなども、ストロータワーのデザイン性が増しチームごとの色が出やすいためおすすめです。

|タイムスケジュール

ストロータワーワークを1時間で実施した場合のタイムスケジュールは以下で設定します。

  1. 作戦会議(5分)

  2. 試作品づくり(15分)

  3. 作戦会議(5分)

  4. 本番(20分)

  5. 結果発表(5分)

  6. 総評・振り返り(10分)

ストロータワーワークではタワーの高さをただチームで競うだけでなく、なぜ上手に作成できたか、思ったよりも作業が進まなかったのはなぜかなどをチーム間で気付くことが大切です。

結果発表のあとには、主催者が総評をしたり、チーム間で振り返りを行ったりして、気付きを得られる機会を作りましょう。

また、「1時間なんて忙しくて時間が取れないよ」というチームも安心してください。ストロータワーワークは「作戦会議・作成・振り返り」が行えれば15分の短縮バージョンでも実施可能なので、ぜひ時間配分を工夫してチャレンジしてみてください。

|今回はスクラムを組んでストロータワーに挑戦

私たちはアジャイル開発の部署に所属しているため、せっかくならと今回はアジャイル手法のひとつである『スクラム』を用いてストロータワーに挑戦しました。

1スプリントのタイムスケジュールは以下の通り設定します。

1.プランニング(5分)

プランニングでは、どのようなタワーを作成するか戦略を考えたり、役割決めなどを行います。またこのスプリントの目的であるスプリントゴールも設定します。

2.作成(15分)

プランニングに沿って作成します。作成の途中でより効率の良い進め方などのアイディアが出てきた場合は戦略を変更するのも可です。

3.振り返り(5分)

KPTに沿って次回スプリントのための振り返りを行います。

KPTは以下3つの要素に分けて現状分析を行うフレームワーク
K:keep = 良かったこと(今後も続けること)
P:problem= 悪かったこと(今後はやめること)
T:try = 次に挑戦すること

今回はこれらを3スプリント回して作成を行いました。

1スプリント目の様子

スプリントゴールは、ペットボトル2本分の高さのタワーと設定。
土台チームと柱チームに分かれて作業を進めました。

「土台、完成しましたー!!」

「柱は補強したほうがいいね」

などの声が飛び交い、役職や年次の壁を越えて和気あいあいと作業が進みました。

そして何とか、ペットボトル2本分の高さのタワーが完成!

2スプリント目の様子

スプリントゴールは、1スプリント目で作成したタワーの倍の高さにすることと設定。1スプリント目の振り返りを踏まえて、補強しながら柱を立てていきます。

また、1スプリント目でメンバーの得意不得意がわかってきたので、作業を分担しながら作成を進めました。

「こことここを繋げたら作業が省けますね」

「ここのストロー何色にする??」

など、効率やデザインの意識もだんだんとできるようになり、スプリントゴールである2倍の高さのタワーが見事完成!

振り返りでは、タワーが自立するためにゆがみを直していくことや支柱を作ることなど次回スプリントへのTRYが挙げられました。


3スプリント目の様子

最終スプリントゴールは、もう1段と屋根の完成と設定。
ラストスパートに向けて振り返りをもとに黙々と作業を進めます。

「支柱はこれで安定するね」

「屋根の形はこれでOK?」

など、メンバー間の認識も合わせながら作業を進めていき、ついにストロータワーが完成!

机に乗せることは不可能になり、天井まであともう少しくらい(約180cmほど)の高さのタワーを作成することができました。

最後の振り返りでは、「時間に追われて補強に手を抜いてしまった」「もう少しオシャレさにもこだわりたかった」などまだまだ改善できそうな意見が出てきました。

|ワークを通して得た気付き

今回初めてストロータワーワークを行って、以下の学びを得ることができました。

  • 役職・年次関係なく取り組むことができる

  • チームの色を出すことができる

  • 振り返ることの大切さを学ぶことができる


『役職・年次関係なく取り組むことができる』
ストロータワーは、今までの経験はあまり関係がなく取り組むことができるため、役職・年次の壁を越えてアイディアや意見を出し合うことができます。

そのおかげで普段見ることができない人となりを知る機会にもなりチーム・ビルディングにはうってつけのワークのように感じました。

『チームの色を出すことができる』
今回は1チームでのワークとなりましたが、1チームだけでもタワーの構造や形に関するさまざまな意見が飛び交っていたので、複数チームでワークを行うことで、効率重視で無機質なタワー、デザイン性にもこだわったタワーなどそのチームらしさも表現できるワークになっているのではと感じました。

『振り返ることの大切さを学ぶことができる』
今回スクラムを組み3スプリントを回してワークに取り組みましたが、スプリントを重ねるごとに効率性が上がり、より強固なタワーを作ることができました。これは振り返りで次の作業で意識して取り組むべきことを決め、それを元にプランニングを立て、迷いなく作業を進めることができたからだと感じます。

このことは今回のワークだけでなく普段の業務にも活かせること。
それをすぐ結果に表れるストロータワーを通して学ぶことができました。

まとめ

実は今回、チームメンバーに対面で会うのは初めてで(普段は在宅ワークでの業務のため)はじめは緊張していましたが、ストロータワーを通してコミュニケーションを図れたり、メンバーそれぞれの考え方を知ることなどができて、今までよりも安心して(大事なことですよね!)このチームで業務を行うことができています。

これから新しくチームを立ち上げる方や、はたまた私のように案件に配属されたばかりでチームのことをもっと知りたいと感じている方などは、一度ストロータワーワークを開催してみてはいかがでしょうか。


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執筆者プロフィール:野口 光咲
新卒で専門学校や通信制高校を運営する学校法人に入社し企画広報を担当。2022年4月にSHIFTに第二新卒で入社。現在は、QAエンジニアとして日々奮闘中。 好きな食べ物はポテトチップスと焼き芋。47都道府県旅行することが現在の個人的な目標。(あと4県で達成!!)

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