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ストレングスファインダーで自己分析してみた!


■はじめに


初めまして!株式会社SHIFT QAエンジニアの新井 智哉と申します。
早速ですが、皆さんは自己理解や自分の働きやすい環境に関して考えたことはありますか?
今回は、まだ考えたことがないという方にお勧めのツールをご紹介したいと思います。
それはストレングスファインダーというものです。

公式サイトはこちら

■ストレングスファインダーとは?


ストレングスファインダーは、アメリカのギャラップ社が開発した自己診断ツールです。
このツールは、Webサイト上で177個の質問に答えることで、34の異なる資質(強み)を特定し、最も特徴的(優先度の高い思考、感情、行動のパターン)な5つを診断結果として出します。
(別料金を支払うことで34の資質のすべての順位を知ることもできます) 回答には、1問につき20秒の制限時間があるため、遅くとも1時間弱で回答は可能です。私の場合は、少し悩みながらの回答になりましたが、30分ほどで回答出来ました。回答は直感的に質問に答えていくのがコツです。回答時間も短く済み、より潜在的な資質を導きだしてくれます。 診断結果として出た、それぞれの資質がどのようにあなたの行動や思考に影響を与えるかを理解するためのものです。
また活用することで以下のメリットがあります。

  1. 自己理解の向上 : 自分の強みを知ることで、自己理解が深まり、自己肯定感が高まります。

  2. キャリアの発展 : 自分の強みを活かせる職場や役割を見つけることで、キャリアの発展に繋がります。

  3. チームビルディング : チームメンバーの強みを理解し、適切な役割分担を行うことで、チームのパフォーマンスが向上します。

  4. 人間関係の改善 : 他人の強みを理解し、尊重することで、より良い人間関係を築くことができます。

他にもチーム、個人で以下のメリットが考えられます。 チームメンバーにストレングスファインダーを実施し、メンバーの資質を知ることでチームビルディングやチームメンバーの理解にもつながります。 個人では資質から自分の思考パターンや得意なことを知ることで、苦手を得意でカバーする動きができたり、ポジティブ思考で働きやすくなるなどのメリットをもたらします。

出典:さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版 ストレングス・ファインダー2.0

■資質の4つのグループと34の資質


ストレングスファインダー(StrengthsFinder)の診断結果として導き出される資質は4つのグループに分けることができます。
それぞれ特徴を持っているので、4つのグループごとの特徴と主な資質に関して見ていきましょう!

1. 実行力 (Executing)

実行力のグループに属する資質は、目標を達成するために行動を起こし、結果を出すことに焦点を当てています。 このグループの資質を持つ人は、計画を実行に移し、タスクを完了することに優れています。信頼性が高く、持続力があるのが特徴です。
主な資質として、「達成欲」、「責任感」、「規律性」があります。

2. 影響力 (Influencing)

影響力のグループに属する資質は、他人に影響を与え、意見を伝え、行動を促すことに焦点を当てています。 このグループの資質を持つ人は、リーダーシップを発揮し、他人を動かす力があります。説得力があり、影響力を持つことが得意です。
主な資質として、「コミュニケーション」、「指令性」、「自我」があります。

3. 人間関係構築力 (Relationship Building)

人間関係構築力のグループに属する資質は、他人との関係を築き、維持し、深めることに焦点を当てています。 このグループの資質を持つ人は、チームの一体感を高め、信頼関係を築くことが得意です。人間関係を大切にし、他人をサポートします。
主な資質として、「共感性」、「包含」、「ポジティブ」があります。

4. 戦略的思考力 (Strategic Thinking)

戦略的思考力のグループに属する資質は、情報を分析し、未来を見据えた計画を立てることに焦点を当てています。 このグループの資質を持つ人は、複雑な問題を解決し、長期的な視点で物事を考えることが得意です。データを分析し、洞察を得る能力があります。
主な資質として、「戦略性」、「分析思考」、「未来志向」があります。

このように各グループには特徴があり、得意なこと不得意なことも全く異なります。4つのグループの特徴を理解することで、34の資質に関してもさらに理解が深まります。

そのほかの34の資質に関しては公式ページでまとめてくれていますのでこちらをご覧ください。

■ストレングスファインダーを活用した自己理解


実際に私もストレングスファインダーで上位5つの資質を調べてみました。 私の上位5つの資質は下記が出ました。

  1. ポジティブ

  2. 調和性

  3. 成長促進

  4. 適応性

  5. 共感性

上位5つの資質がすべて、人間関係構築力という偏った結果でした。

1つずつの資質を見ていきます。

  • 1つ目のポジティブは「どんな状況でも人のいい面を探せる」、「周囲を明るくする」文字通りの強みを持ちます。 チームの士気が下がっているときに、プラス思考な声掛けによって士気を上げられるなど、チームや個人を前向きに働きかけたい場面で活きる資質です。

  • 2つ目の調和性は「衝突や摩擦を軽減する」、「意見の一致点を探る」強みを持ちます。 会議などで意見の衝突が生まれそうなときに、皆の合意点を探り、納得させたうえで会議を進行するなど、意見をまとめる場面で役に立つ資質です。

  • 3つ目の成長促進は「相手に合った言葉や励まし方ができる」、「粘り強く成長を待てる」強みを持ちます。 人の成長を着実に支援できるなど、教育係など、特定の立場になった際にひときわ活きる資質です。

  • 4つ目の適応性は「臨機応変に対応できる」、「変化に強くその場を何とかできる」強みを持ちます。 突発的なトラブルにも臨機応変に対応できるなどの場面で活きる資質です。

  • 5つ目の共感性は「相手の感情を察知できる」、「信頼関係を確立する」強みを持ちます。 困っている人がいたら話を聞いて、その人に寄り添うことができるなど相手の気持ちを汲み取ることに長けた資質です。

どんな資質でも二面性があり、資質は強みとなるだけでなく、状況(時と場合と相手)によってはむしろ弱みとなってしまっている可能性も大いにあります。
ポジティブは適当過ぎて周りを振り回してしまう、調和性は相手の意見を尊重してしまうあまりに自分の意見が言えないなど、これ以外にも状況によって、弱みとなる部分も多くあります。
資質を知ることは強みをより活かし、弱みが出てしまいそうな部分は避けるなどの活用ができます。 そのためには資質の強みだけでなく弱みも十分理解することが重要だと感じました。

また資質は組み合わせで意味を持つこともあります。
例えば、1つ目のポジティブと5つ目の共感性が作用することで、ポジティブの適当過ぎて振り回してしまう弱みを、共感性の相手の気持ちに寄り添って考えることで、振り回しにくくなります。
このように資質の弱みをほかの資質が軽減することもあります。
また強み同士の組み合わせでは、調和性と適応性が作用すると、自分のおかれている状況をありのまま受け入れて、他の人を気遣うことができるようになります。

上位5つの組み合わせを思い返してみると今までの生活で資質が活きたことが多くありました。

  1. 急な対応依頼が来た時など、慌てずに対応できることが多くあります。 今考えてみるとこれもポジティブの楽観的な考え方と適応性の臨機応変に対応できる資質のおかげなのではと感じます。 この二つの資質のおかげで急な対応依頼が来ても、楽観的に考えられ、まあどうにかなるかと慌てずに対処できている気がします。

  2. 話し合いでこのまま進行されるとぎくしゃくしそうなときに話の論点をそれとなくすり替えたり、ぎくしゃくしないように働きかけることがあります。 これは調和性の衝突や摩擦を軽減する動き方と共感性の相手の感情を察知できる資質が活きていると思います。 この二つの資質によって、周りの空気を察知し、相手の気持ちになり、衝突しないように動くことで周囲の人たちの関係性を保つことに貢献している気がします。

このように資質は私生活や仕事で陰ながら活きていました。 皆さんも今までの生活を振り返ってみると自分の資質に気づくことができるかもしれません。

その他参照 :
カエルコムニス ストレングスファインダー®の資質解説

HeArt lab Japan 各資質の特徴

adh public PUBLIC MAGAZINE

ストキャリ 34資質

■私のストレングスファインダー活用法


皆さんは仕事をして行くうえで、自分に合った仕事やキャリア形成、職場環境などに悩んだことはありませんか? 実際に私も働くうえで悩みがありました。

  • 自分に合った仕事やキャリアはどういうものがあるのだろう?

  • 自分にとって働きやすい環境ってどのような場なのだろう?

このような悩みを持ったときに参考になったのが、ストレングスファインダーでした。

  • 自分に合った仕事やキャリアはどういうものがあるのだろう?
    ⇒今回でた資質がすべて、人間関係構築力だったことから、人の気持ちに寄り添いながら、人間関係を構築していく仕事が向いているようでした。また成長促進やポジティブがあることから、人の成長を前向きな気持ちで手助けしながら働くことに幸せを感じる性格です。 このことから、誰かの成長を見守りながら支える、コーチや先生などの役割があっているようです。

  • 自分にとって働きやすい環境ってどのような場なのだろう?
    ⇒働きやすい環境としては、調和性が出ていることから対立が起こらない、話しやすい雰囲気でみんなの合意を取りながら働ける環境がいいようです。実際にぎすぎすしている環境や話しにくい環境だと自分の考えを言えず、ふさぎ込んでしまうこともありました。
    自分の意見が言える環境が整っている方が、他の特性である、前向きさ、相手の気持ちに寄り添った発言、適応能力なども発揮しやすいと感じました。 今後働いていくうえでも、話しやすいを意識した職場環境を築けるようにしようと思います。

今回私はストレングスファインダーを行うことで、仕事の悩みを解決するヒントを見つけられました。
今後悩みが出ても、まずは資質の特性からヒントを得て、解決の手がかりにしていこうと思います。
皆さんもストレングスファインダーから、悩みを解決する手がかりを得てみてはいかがでしょうか。

■まとめ


私はストレングスファインダーから自分自身の資質と活かし方を学び、悩みの解消を行うことができました。 資質の活かし方を覚えれば働きやすい環境を自分で整えたり、向き不向きをあらかじめ自分で予測することができるのでストレスを軽減して働くことにもつながります。

皆さんもストレングスファインダーを通して、自己理解と働きやすい環境を自分で整えることをしてみてはいかがでしょうか。


執筆者プロフィール:新井 智哉
新卒で食品会社に就職後、IT未経験で第二新卒としてSHIFTに入社。
QAエンジニアとして成長できるように日々精進中。
ラーメンとラジオをこよなく愛する。

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